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H・B フーズ市場

2017年は、近年の市場をけん引してきたサントリー食品インターナショナル「伊右衛門特茶」が減少に転じるなど特定保健用食品が機能性表示食品に需要を奪われたことで減少し、機能系のヨーグルトはメディアへの露出が減少したため苦戦した。一方で、機能性表示食品は、ヒット商品が少なかったものの商品数が増加したことで上乗せとなり、H・Bフーズ市場全体では対前年比102.7%と伸びは鈍化したものの引き続き増加した。2018年は、特定保健用食品は茶系飲料を中心に機能性表示食品へ需要が流出したことなどから、またグリーンチャージは急成長を続けてきたミドリムシが失速したことから前年割れとなる見込みである。

健康志向食品
2018年は特定保健用食品が茶系飲料を中心に機能性表示食品へ需要が流出したことなどから減少となる見込みであるが、機能性表示食品は前年までに発売された製品を中心に続伸が見込まれる。また、タンパク質・アミノ酸補給のドリンク類がスポーツ人口の増加によって成長していることなどから需要が拡大している。加えて同年秋に免疫賦活作用訴求でハウスウェルネスフーズ、大塚グループ、コカ・コーラシステムから相次いで乳酸菌含有のドリンク類が発売されたこともあり、全体としては増加が見込まれる。

機能志向食品
グルコサミンやコラーゲンなど高齢者層をターゲットとした関節サポートや、女性をターゲットとした美肌効果を中心とした伸びによって2013年までは好調であった。しかし2014年は消費税増税後の買い控えや機能性表示食品制度の導入を前にプロモーションを控えた企業も多く減少市場となった。2015年以降は既存製品のリニューアルを含めた機能性表示食品の製品投入が相次いでいることに加え、飲むだけの手軽なダイエットサポート製品や栄養補給のベースとなる青汁の続伸、マルチバランスの本格的な復調、コラーゲン製品の需要回復がけん引し拡大が続いてきた。2018年は、拡大を続けてきたグリーンチャージはミドリムシの失速によって減少した。脂肪低減、抑制系/燃焼系のダイエットサポート製品やボディメイク訴求のプロテイン製品等の生活習慣病予防や、美肌効果、骨・関節サポート、ホルモンバランスも好調となっており、前年を上回る見込みである。