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外食デリバリーサービス市場

宅配ピザや宅配ずしなどの宅配専門店業態が長らく市場をけん引してきた。2016年になると日本でUber Eatsのサービスが開始されたほか、LINEを経由したデリバリーの注文が可能となった。同年よりWebやアプリで受けた注文を各店舗に流し、出来上がった料理を店舗から消費者のもとにデリバリーする仲介サービスの露出が増加した。その利便性から首都圏を中心に消費者認知が一気に高まったほか、これまでデリバリーを実施できなかった外食店でも仲介サービスを利用しデリバリーを開始する動きが急速に進み、デリバリー市場規模は拡大に転じた。

FF業態
ハンバーガーチェーンがFF業態の4割近くを占め、市場全体をリードしている。「マクドナルド」や「モスバーガー」では以前から自社配送を展開していたが、メニュー自体のデリバリーとの親和性の高さにより、仲介サービスの拡充を追い風として好調な実績が期待される。

FR業態
すかいらーくグループが以前より自社外食店メニューのデリバリーサービスを実施していたことで一部のユーザーにはすでに認知されていた。カテゴリーとしての新奇性は薄いものの、仲介サービスの普及により自社配送機能を持たないチェーンが2018年頃からデリバリーを開始したことで同年より大きく拡大するとみられる。

専門料理・料飲店業態
市場の大半を占める個人店において人手不足や後継者不足を背景とした出前サービスの縮小や店舗数の減少によって、今後は市場の縮小が進んでいくものと予測される。

宅配専門店業態
宅配ピザはカテゴリー内でも高いシェアを占めており、テイクアウト比率が高まっているものの、トップシェアの「ドミノ・ピザ」が店舗開発やプロモーション施策によりデリバリーの実績を拡大させている。また、参入各社が仲介サービスをポータルサイトとして活用し露出が増えたことや頻繁にキャンペーンを実施することで消費者の利用を喚起していることから、新規顧客も増加している。