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外食テイクアウトサービス市場

比較的客単価が低く日常的に利用される業態が多く、ハンバーガー、チキン、牛丼などに代表されるFFカテゴリーが市場の8割弱を占める構造となっている。2017年以降はインターネットやスマートフォンアプリを使ったテイクアウトの予約システムを導入するチェーンの増加も市場の成長を促す要因となっている。また、2019年には消費税が8%から10%へと引き上げられることに伴い、外食および食品に関して軽減税率が導入されることもテイクアウト市場の追い風になると見込まれる。

FF業態
ハンバーガーの構成比が3割弱を占める。同業態では兼ねてからイートインやデリバリーも含む業態全体の売上高に対するテイクアウトの割合も2割近くにのぼり、持ち帰りがしやすいというメニュー特性だけでなく持ち帰って喫食するというシーンも確立されている。2016年以降は業態全体の回復・成長に伴ってテイクアウトの実績も拡大が続いている。

FR業態
市場の65%を占める総合FRは幅広い料理を提供しており、年代を問わない客層に対応していることからファミリー需要も獲得する点が強みとなっている。市場をけん引するすかいらーくグループは店内広告でテイクアウトの認知を拡大し、「ガスト」、「ジョナサン」でLINEポケオ(ネットで店の検索・注文・決済までできるサービス)を導入するなど事業の強化を図っている。

専門料理・料飲店業態
日本料理業態が占める構成比が36.5%と最も高く、ランチタイムの弁当販売などによって一定の需要を維持している。またチェーン店では「とんかつ濱かつ」がテイクアウトへの注力を高める動きも見られ、日本料理業態における需要の掘り起こしに寄与している。

宅配専門店業態
人手不足の深刻化から「ドミノ・ピザ」が2013年に大規模なテイクアウト限定の特典を開始し、他社も追随したことから一気にユーザーが増加し、店舗開発やプロモーションの投下によりニーズの取り込みが進んでいる。