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パン市場

パン市場は量販店、CVS、ドラッグストア市場を中心とする「流通パン市場」、「ベーカリーショップ市場」、「外食市場」の3市場によって構成される。2018年は、3年振りとなる価格改定に踏み切り、同年後半は特売頻度の低下などから物量ベースでの販売は苦戦を強いられたが、新たな需要を創出した食パン専門店の影響もあり、食パン、バラエティ食パンの関心が高まり、その結果2018年の市場規模は2兆7,479億円となった。2019年はチェーンベーカリーにおいては、不採算店舗の整理が落ち着き、既存店実績の拡大につながり、高級チェーンベーカリーでは、カフェ併設型店舗の増加によりパーショップが上昇している。量販店は引き続きバラエティ食パンが好調であり、CVSも付加価値型のサンドイッチや「セブンゴールド金の食パン」のリニューアルにより微増を維持する見込みである。このため2019年の市場規模は前年比101.2%の2兆7,803億円が見込まれる。

食パン
食パン専門店の登場により従来パンにはなかった贈答需要を獲得し市場に大きな影響を与えた。また、バラエティ食パンが本格志向と健康志向の両面を満たし需要を拡大させている。

テーブルパン
ハード系が都市部を中心に定着しつつあるほか、イングリッシュマフィンやフォカッチャなど本格志向商品の発売数が増えている。

惣菜パン
CVSを中心にサンドイッチとの競合が激化しているが、量販店インストアベーカリーでは焼きたてを訴求できるピザが好調となっているほか、サンドイッチ・バーガーが拡大する見込みである。

菓子パン
ベーカリースイーツの需要に一服感がでており、ヒットにつながる新奇性の高い新商品が登場していないことから苦戦が続いている。

チルドパン
CVSがスモークサーモンやローストビーフなどボリューム感のある具材を用いた高単価商品やベーカリーショップのカスクルートが人気となっている。