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医療用医薬品市場

2018 年の市場は前年比 1.5%減の8兆7,634億円となった。減少の要因はジェネリック医薬品の台頭や、薬価改定によって最大の市場である生活習慣病関連の薬剤が落ち込んだためである。今後も生活習慣病領域を含め、その他の治療剤は横ばい、微減傾向にあり、全体市場は横ばいから微増と予測される。

抗がん剤
2018年は薬価改定の影響によって、減少に転じた製品もみられるが、各領域においてファーストラインでの処方を獲得している製品も多く、領域全体としては増加傾向にある。

生活習慣病領域
2018年はジェネリック医薬品や薬価改定の影響を受けることで市場規模は縮小している。

中枢神経領域
メイン市場である認知症治療剤、抗うつ剤がジェネリック医薬品、薬価改定の影響で市場が減少するため、全体としては微減傾向にある。

消化器科治療剤
消化性・薬物性潰瘍等治療剤、H.pylori関連剤等が減少しており、この影響により領域全体で減少傾向にある。

疼痛治療剤
各領域においてジェネリック医薬品が発売されていることから、今後市場縮小が予測される領域が多く、市場全体は減少が続くと見込まれる。

感染症領域
抗生物質は政府の抗生物質使用を制限する政策のほか診療報酬等においても使用量を減らす動きが進んでいる影響もあり、市場は縮小し続けている。HIV治療剤は1日1回1錠服薬の配合剤の新薬が多く発売されるなど、市場が大きく拡大している。インフルエンザ治療剤は2018年に発売された「ゾフルーザ」(塩野義製薬)が多数の処方を獲得し、市場全体を押し上げている。