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ジェネリック医薬品市場

薬価改定の影響は受けてはいるが、引き続き新規成分の増加や、第一三共エスファなどによる相次ぐオーソライズドジェネリック投入により、2018年の市場は前年比105.9%の1兆192億円が見込まれる。

高血圧症治療剤
生活習慣病領域の薬剤で経口剤が主体であることから、ジェネリック医薬品への切り替えが進みやすい環境にあり、展開企業の注力度の高さと販売側である調剤薬局の切り替え意欲の高さもあって市場規模が拡大している。

上部消化管疾患治療剤
2016年の調剤薬局での加算の強化と外来後発品使用体制加算の新設にって、売上は年々増加している。

その他循環器官用剤・脳疾患治療剤
抗血小板剤のクロピドグレル硫酸塩が適応拡大することで、処方数を増やしており、市場全体の実績は拡大している。

抗がん剤(がん関連用剤も含む)
2016年度における薬価の引き下げ幅が大きく、2016年の市場は微増にとどまった。今後も薬価引き下げがあっても相次ぐ特許切れに応じてジェネリック医薬品の発売成分が増加することで、市場も拡大が予測される。

脂質異常症治療剤
2017年にはロスバスタチン(オリジン:「クレストール」(塩野義製薬、アストラゼネカ)でジェネリック医薬品が発売され、第一三共エスファがオーソライズジェネリックを投入したこともあり、2017年から2018年にかけてはジェネリック医薬品全体でも大きな伸びを示している。

抗生物質
多くの成分でジェネリック医薬品が発売され、院内処方される注射剤の構成比が比較的高いためジェネリック医薬品への切り替えが進んでおり、500億円を超える市場規模となっている。