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機能性化粧品市場

2017年の化粧品市場は、制度品系最高級ブランドや国内系百貨店ブランドのインバウンド需要が拡大した。加えて、ポーラ、資生堂がシワ改善効果の薬用成分配合のスペシャルケア投入を行ったことが中高年層だけでなく、美意識の高い若年層開拓にもつながりスキンケア市場が大幅に拡大した。その結果、機能性化粧品市場は対前年比106.2%の2兆1,117億円となった。2018年もインバウンド需要に加えて、アンチエイジング機能を中心としたスキンケア市場が活況を呈しており、化粧品全体市場をけん引している。

スキンケア
機能性化粧品市場において6割弱を占めるスキンケアは、2017年にはポーラ、資生堂、2018年にはコーセーが“シワ改善"の有効成分を配合したスペシャルケアを投入している。薬用化粧品の効果への期待度が高まっていることで、アンチエイジングや抗老化美白への需要が拡大している。

ベースメイク
制度品系最高級ブランドへのインバウンド需要の拡大に加え、インスタグラムなどの画像や動画による情報共有が進む中でより“インスタ映え"するメイクアップへのニーズが高まっている。加えてハーフマット、ツヤ感などの仕上がり感を最大の訴求ポイントとした製品投入が相次いでいることからモイスチャーの機能実績が拡大している。

ボディケア
「アネッサ」(資生堂フィティット)のインバウンド需要急拡大を背景にUV(ホワイトニング)品の実績/構成比が拡大している。さらに2017年は「メリーズ」(花王)からベビー用スキンケアの投入が行われたほか、「キュレル」
(花王プレミアム化粧品)が値ごろ感のある敏感肌ブランドとしてボディケアにおいても需要を取り込んでいることから、敏感肌の実績、構成比ともに大幅に拡大した。

ヘアケア
「ボタニスト」(I-ne)のヒット以降、“ボタニカル"“天然由来成分配合"を基本訴求とするブランドのダメージケアラインやスカルプケアラインの投入によって、モイスチャー&マイルド/ダメージケア/頭皮ケアの実績が好調であった。