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化粧品市場

2018年は翌年の中国本土での新EC法の施行を前に転売業者による大量購入は減速したものの、お土産としてのニーズは依然として高くドラッグストア/百貨店を中心に需要を取り込み、店舗販売市場は拡大した。

スキンケア
2017年に“シワ改善"の効果・効能を持つ医薬部外品がポーラ・資生堂から発売されヒット商品となった。2018年はコーセーからも同訴求の製品が発売されたことで“シワ改善"訴求品がこれまでスキンケア意識の高い層が中心であった需要から、よりマスに広がりを見せた。さらに美容液においても化粧水の効果を高めるブースターの需要が拡大するなど丁寧なスキンケアを行う消費者が増加したことを受け、拡大した。

メイクアップ
2018年はSNSや動画サイトを通じてメイクアップ方法を習得する動きが活発化した。このためベースメイクでは仕上がりへの期待感の高いプレステージブランドが需要を獲得したことや、コンシーラーなどのプラスワンアイテムの使用者が増加した。ポイントメイクではアイメイクにおいてブラウン/ブラック以外のカラーものを取り入れる傾向が進み活性化した。

ヘアケア・ヘアメイク
2018年はヘアスタイリング剤や白髪用/黒髪用ヘアカラー、パーマネントウェーブ剤に対する需要そのものの縮小により一般ルートの市場は低迷した。しかし、美容院、サロンなどでクーポンサイトの普及や低価格サロンの増加を背景に施術数そのものが増加し、またヘアカラーの継続使用によるダメージケアを目的としたメニュートリートメントへの需要拡大に加え、店販品も好調であることから業務用ルートが大幅に拡大した。このため2018年のヘアケア・ヘアメイク市場は販売増となっている。

メンズコスメティックス
2018年は夏季に記録的な猛暑となったことでフェイシャルシートやにおいケアを訴求した製品群が好調であった。また若年層を中心に動画投稿やInstagramなどへの写真投稿が身近となり、美容への関心が高まる傾向となったこと等から、フェイスケアやシャンプー・リンス、ボディケア市場が拡大し、メンズコスメティックス市場は引き続き拡大した。