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トイレタリー用品市場

2018年の市場は前年比101%の2兆3,621億円となった。ランドリー・ファブリックケアは、合成洗剤や柔軟仕上剤の高付加価値製品を中心に「抗菌」「消臭」等、訴求の幅に広がりが見られたことで、一世帯当たりの所持個数が増加し市場拡大に寄与した。ハウスホールドは、住宅設備の機能向上に伴い消費者の「時短」「手軽さ」の優先度が上昇しており、同訴求のクリーナー等が需要を伸ばした。コスメタリースキンケアは、依然外国人観光客のお土産需要は衰えず市場は好調であった。

ランドリー・ファブリックケア
柔軟仕上剤、合成洗剤において洗う衣料品のタイプや気分に応じて、香りや機能ごとに複数アイテムを使い分ける習慣が浸透しつつあり、高機能・高単価の製品も引き続き需要を取り込み洗剤系市場の拡大をけん引している。ファッション洗剤や衣料用漂白剤は未だ使用率が上限域には達しておらず、潜在需要の取り込みが進んでいることで好調である。

衛生材・サニタリー
主要製品である大人用紙おむつ市場は高齢者/要支援・介護者人口増加を背景に、金額/数量ベースとも増加傾向となっている。軽失禁ライナーのナプキン(パッド)タイプは紙おむつに抵抗がある層の長期使用を促したことや、残尿モレ防止といったエチケット訴求をアピールすることで男性新規需要獲得が進んでいる。さらに吸水量の細分化により使用シーンや症状の進行度によって対応できることから、市場は近年も拡大基調となっている。

ハウスホールド
キッチン周りの洗浄系アイテムや、気候要因が大きい除湿剤を除き、高単価・高付加価値品の好調が市場をけん引する形で概ね緩やかに拡大している。特に洗浄系は、共働き世帯や単身者世帯の増加により“時短"や“手軽さ"“効果の持続性"への需要が高まりつつあり、比較的高単価な製品や汎用用途の製品が需要を取り込み、市場の拡大をけん引している。

オーラルケア
主要ターゲットとなる中高年層の増加を背景に、消費者のオーラルケア意識が高まるにつれて参入各社が高機能・高付加価値製品を強化しているため、各品目で市場は拡大基調にある。