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ペット関連市場

2018年の市場は前年比2.1%増の4,640億円となった。ドッグフード市場が、犬の飼育頭数減少を背景に縮小する中、キャットフードの販売強化、シニア化・小型犬化・室内飼育の現代のペット飼育トレンドに対応した製品の拡充が進んでいる。このため犬猫本来の食性を追求した、高品質素材採用のフード拡販などをはじめとした製品単価の上昇などにより、拡大が続いている。

ペットフード
2018年のキャットフード市場は、ネスレ日本の「ピュリナワン」の好調が目立ち、その他の上位メーカーにおいても、特にプレミアムタイプのドライフードのカテゴリーにおいて軒並み増加となったことから、市場全体が拡大している。一方でドッグフード市場は2018年に犬本来の食性を追求した高品質素材採用のフードなどが、好調な売れ行きをみせたが、エコノミータイプのドライフード市場の落ち込みをカバーするまでには至らなかった。

ペットケア用品
ペットの室内飼育の増加に伴い、ペットオーナーのペットに対する衛生意識が高まってきている。そのため、排泄時に使用するトイレ用シーツや猫砂を中心に、安定した需要を獲得している。PB品や価格訴求品など安価な製品が増加し、価格競争が激化しており、参入各社は、消臭力や吸収力などの機能を付与した、高機能・高付加価値品を積極的に市場投入し差別化を図っている。ペットサロンに通うペットオーナーが増えており、自宅ではシャンプーではなく、ボディータオルを利用して容易にお手入れをする傾向にある。このためシャンプー市場は縮小する一方で、ボディータオル市場は拡大傾向にある。ペットオーナーのマナー意識の向上から、マーキング対策として需要が高まっているオムツが市場を大きく拡大させている。

ペット生活用品
ペット生活用品市場の中でも、特にケージ/サークル/ゲートやベッド、マットは、室内飼育の浸透とペットの家族化によりリビングに設置するケースが増加傾向にある。このためリビングやインテリアとの調和を図ったデザイン性に優れた製品が参入企業各社から投入されている。食器/給水器市場は、単身者や多忙なペットオーナーからのニーズが高い自動給水器、自動給餌器の認知度の向上や、参入企業各社による積極的な新製品の投入、リニューアルによって好調に市場を拡大させている。