ACADEMIA 学生の皆さまへ

照明市場

国内の照明市場は、2018年は、前年比98.1%の8,205億円の見込みで、その内、LED照明製品(LED照明器具+LED管球ランプ)は6,868億円とみられる。照明市場全体に占めるLED化率(金額ベース)は83.7%である。照明器具のみでは、同97.1%まで高まっている。照明市場全体では、製品の低価格化の進行や製品リプレースサイクルの長期化などを要因とし縮小均衡となりつつも、短期的に市場が急減する可能性は低い。このため中長期的に安定成長となる見通しである。

LED照明器具
国内のLED照明市場は、2011年以降に東日本大震災を契機とする節電意識の高まりを背景に、拡大成長を遂げた。2011年以降はLEDシーリングライトが、2013年以降はベースライト、2014年以降には高天井用照明など有望製品の市場が形成され、市場拡大を加速させてきた。2018年も引き続き市場拡大は継続している。

LED管球ランプ
LED照明器具に対し、従来光源からの置き換えが容易なことから、2008年以降に先行して市場が形成されてきた。2011年からは東日本大震災を契機とする節電マインドの上昇を受け、LED直管ランプ市場が大きく成長したものの、2013年~2014年に市場飽和を迎え、以降は縮小市場が続いている。すでに市場形成初期に導入されたLED管球ランプのリプレース需要も顕在化しているが、ユーザーがLED管球ランプではなくLED照明器具へ切り替えるケースも増えている。

有機EL照明
LEDの低価格化により、有機EL照明との価格差が広がったため、照明用光源の市場化は進んでいない。2018年に入り、複数のインテリア照明が製品化されたことで、徐々に市場が形成されつつある。

電熱/放電灯器具・ランプ
LED照明器具への本格移行に伴い、市場は減少している。主要メーカーも各製品の生産終了を順次発表しており、2020年には器具のフローベースのLED化は完了する見通しである。一方、器具に対し、電熱/放電ランプは市場縮減を続けながらも中長期で市場は残るものと予測される。