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デジタルサイネージ市場

2018年のデジタルサイネージ国内市場規模は、前年比15.4%増の1,659億円となる見込みである。「システム販売/構築市場」はディスプレイ、配信システムともに、2019~2020年までは好調とみられる。2021年はその反動により、一時的に減少するが、関連/周辺ソリューションとの連携加速など店舗/企業向けの新規需要に加え、追加/リプレース需要の拡大により、2022年以降は再び拡大に転じるものとみられる。2022年の市場は2017年の1.9倍となる2,771億円、2025年の市場は同2.2倍となる3,186億円と予測される。

システム販売/構築市場
2018年は前年比17.7%増の699億円の見込みである。その内、配信対応ネットワーク型)/配信非対応(スタンドアロン)を含めたデジタルサイネージ向けディスプレイは268億円となり、構成比ではシステム販売/構築市場の38.4%を占めている。

コンテンツ制作/配信サービス市場
配信システムの増加、配信業務委託数の増加とともに堅調な市場拡大が続いている。医療機関向けでは作業負担増を敬遠する傾向から制作から配信まで委託するケースが多く、サービスの単価も高い傾向にある。金融機関や交通機関ではオンプレミス型で構築したシステムに、一部コンテンツについて外部配信サービスを利用して連携/表示させるケースが多い。小売店舗などではサーバー利用料/プラットフォーム利用料のみ支払い、コンテンツは自主製作するケースが増えているため、サービス金額は低い。今後も中小規模のチェーン店におけるサイネージ導入の増加に加え、Webベースサイネージの増加で気軽にプラットフォームのみ利用するケースが増加すると予測される。

デジタルサイネージを活用した広告市場
鉄道車両における新型車両への切り替え時や駅構内/コンコースの新設/リニューアル時に、広告媒体としての設置が行われている。先行してきたJR東日本管内では、新設数/増加率は鈍化してきたが、他の地下鉄/私鉄での設置増加が続いている。また、空港も安定した需要を形成し、交通広告ではタクシー車両への設置が急増し、広告収入も好調に増加している。2017年は交通広告市場がデジタルサイネージ広告市場の67%を占めた。