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パブリッククラウド市場

パブリッククラウド市場にはメガクラウドベンダーを中心とした外資系ベンダーに加え、コンピューターベンダーやSIベンダー、キャリア、サービスプロバイダーなどの国産ベンダーが多数参入している。SaaSに関しては、外資、国産問わず、多数のベンダーがサービス展開を行っている。メガクラウドベンダーは業種汎用型SaaS市場において、高いシェアを獲得している。国産ベンダーは、業種汎用型SaaSだけでなく、業種特化型SaaSも含めたサービス展開を図っているほか、メガクラウドベンダーのSaaSの提供にも取り組んでいる。DaaSに関しては、IaaS上での付加価値サービスの一つとして位置付けられ、サービス展開するベンダーが増加している。IaaS/PaaSは、メガクラウドベンダーが市場をけん引している。特にPaaSに関しては、この傾向が顕著であり、自社PaaSを提供する国産ベンダーは一部にとどまる。国内ベンダーでは、自社PaaSを提供するのではなく、メガクラウドベンダーが提供するPaaSを再販する傾向にある。

SaaS
2018年度の市場は、5,735億円となる見込みである。スクラッチやパッケージからの移行や新規導入に際してSaaSが選択されるケースが拡大し、2022年度には、8,000億円まで拡大すると予測される。

DaaS
2018年度の市場は、230億円となる見込みである。これまでは、セキュリティ強化や端末の運用管理負担軽減などが新規導入目的の中心であった。しかし、近年、働き方改革の機運の高まりを受け、どこでも、どんなデバイスからでも働くことができる業務環境の実現を目的とした導入が市場をけん引している。加えて、クラウド利用の一般化に伴い、個別構築型からDaaSに移行するケースも増加している。

IaaS/PaaS
2018年度の市場は、6,519億円となる見込みである。内、リソース提供は4,157億円(63.8%)、クラウドインテグレーションは2,362億円(36.2%)と見込まれる。オンプレミスからクラウドへの移行ニーズ、デジタルトランスフォーメーションの実現ニーズの獲得により、今後も高い成長率が期待され、2022年度には1兆4,043億円まで拡大すると予測される。