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リテールテック関連機器・システム市場

2018年は5,210億円の市場となった。セグメント別では「店舗ファシリティ」が市場の6割を占め最も大きい。しかし今後はリテール分野の新規出店が鈍化し、店舗数がストックベースで大きく成長しないことから、2030年の市場規模は2018年実績(3,217億円)を下回ると予測される。2025年から2030年にかけて、RFIDの導入が広がると予測され、「自動認識ソリューション」市場は大きく成長すると予測される。また、2030年には「支払い・セルフ端末操作」が「店舗ファシリティ」と同程度まで拡大すると予測される。

店舗ファシリティ
映像モニタリングカメラや店舗照明などの機器類が中心となっているが、これらの品目は、店舗施設の設備投資動向に影響されやすく、市場全体では縮小していくとみられる。映像モニタリングカメラは、これまで主流であった防犯目的から、釣銭の取り忘れ防止を目的としたセルフレジ周辺の設置や、マーケティング利用での需要が堅調となっていく。

自動認識ソリューション
サプライチェーンの効率化や、店舗オペレーションの省人化のため、コンビニエンスストアやドラッグストアで導入に向け実証が進められている。

発注・棚卸・業務支援管理
基幹システムの市場規模が最も大きく、2018年に487億円となっている。発注や在庫管理の業務効率化に向けて、今後は自動発注システムとの連携が進むものとみられる。

支払い・セルフ操作端末
セルフレジ市場は、堅調に拡大するが、セミセルフレジ市場は普及が一巡することで市場が鈍化する動きがみられる。

販促プロモーション
電子棚札は、食品スーパーや総合スーパー(GMS)、ドラッグストアなどの小売業で普及が期待され、2030年には230億円規模まで拡大が見込まれる。タブレット端末付きカートは、買い物時に商品広告などの発信に対応でき、販促ツールとしても食品スーパーなどに定着していく可能性があり、2030年には700億円の市場規模が予測される。