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アグリビジネス関連市場

農業分野では完全人工光型植物工場などの栽培プラント、そこに導入される環境制御装置やモニタリングシステム、空調、光源などの機器/システム、露地栽培向けの農機やロボット、ドローンなどの機器/システムなど、いずれの施設栽培方式向けの市場も好調となっている。

注目施設/プラント市場
完全人工光型植物工場および養液栽培プラント、ガラス/フィルムハウスを対象としている。硬質フィルムハウス市場および軟質フィルムハウス市場は、市場規模が大きく横ばいとなっており、安定した市場である。今後成長が期待できる市場としては、完全人工光型植物工場や固形培地栽培プラントが挙げられる。完全人工光型植物工場は、施設規模の大規模化や業務用野菜向け市場が拡大していくとみられる。固形培地栽培プラントは、湛液型や薄膜型に比べてイニシャルコストを抑えられる点や栽培が容易である点などから注目されており、今後も堅調に市場は拡大していくとみられる。

注目機器/システム市場(施設栽培向け)
完全人工光型植物工場や養液栽培プラントなどの栽培施設向け資機材を対象としている。主に太陽光利用型植物工場で使われる栽培用空調機器市場や単機能型栽培環境制御装置市場は、施設件数の減少などの影響を受け成長率が鈍化し、横ばいから微減となっている。灌水/給液管理装置市場や複合/統合型栽培環境制御装置市場、栽培環境モニタリングシステム市場は、生産性の向上や作業の効率化に向けて、制御の高度化が進んでいることから市場規模は拡大している。植物育成用光源は、成長市場である完全人工光型植物工場に採用されるため、完全人工光型植物工場の市場拡大に伴って、市場規模は成長している。

注目機器/システム市場(露地向け、他)
農業用ロボットや水田水管理システムなど露地向けの機器/システムは、施設栽培向けに比べ先進技術の採用が遅れている。ただし、露地栽培は施設栽培に比べて圧倒的に市場規模は大きいため、機器/システム市場のポテンシャルは大きく、今後の普及拡大が期待される。品質評価装置市場は、JA向けの大型需要は一巡し、今後はリプレース需要が中心となってくる。そのため大幅な市場拡大は見込めないが、安定した市場が続くと予測される。