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通信販売市場

通信販売市場(物販)は、EC市場がけん引する形で2017年に10兆円を突破している。通販形態別では、仮想ショッピングモールやアプリ経由を含むECの構成比が2017年に80%を超えるなど、ますますECへの依存度が高くなる市場傾向となっている。またカタログ通販(約1.2兆円)やテレビ通販(約5,500億円)も一定の市場を獲得しており、それぞれの通販形態に応じた展開とそれを併用したメディアミックス戦略の高度化が進んでいる。

EC
2010年前後には主要3キャリアにおいてスマートフォンの展開が進み、アプリのリリースによる顧客の囲い込みが進んだことでスマートフォンがけん引役となった。EC市場全体では仮想ショッピングモール運営企業を中心とした大手EC企業によるサービス拡充や統合による市場再編がなされることで上位への集約が進んでいる。

カタログ通販
2017年も大手総合通販企業によるカタログ統廃合・発行部数削減の動きが活発化した。ベルーナの総合通販事業など市場内での需要シフトは見られるものの、既存ユーザーの発注手段としてのECへの定着が進む中で市場規模は続落となった。

テレビ通販
2017年は依然としてジュピターショップチャンネルの好調が続いたほか、QVCジャパンについても定番商品の育成が進んだことで実績を拡大している。加えてジャパネットたかたやサントリーウエルネスといった専門通販企業も実績増となる企業が多く、市場全体としても前年比102.0%の5,462億円となった。

ラジオ通販
2017年1月にはラジオ番組のダウンロード再生が可能なアプリ「ラジオクラウド」がリリースされるなど、ラジオ通販番組との接点が増加している。なお、これらサービスはwebを通じてラジオ番組を聴取するため、ECを通じて発注を行うケースが殆どでありラジオ通販市場への寄与は小さく、市場規模の減少には歯止めが利かない状況にある。