マーケット情報


プレミアムフードや犬猫用衣類などでトレンドに対応した製品の展開が進む
ペットフード、ペットケア用品、ペット生活用品の国内市場を調査

−2018年見込(2017年比)−
ペット関連市場 4,606億円(2.4%増)、衣類 62億円(1.6%増)


総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、ペットの飼育環境に合わせた製品、トレンドやペットオーナーのニーズを反映させた製品の投入が続くペット関連市場について「ペットフード」「ペットケア用品」「ペット生活用品」の3つのカテゴリーの市場を調査し、最新動向を把握した。その結果を「2018年 ペット関連市場マーケティング総覧」にまとめた。

この調査では、ペットフード10品目、ペットケア用品10品目、ペット生活用品9品目に加え、注目ビジネスである「ペット保険」「ペット用脱臭・消臭機/空気清浄機」の市場を調査・分析した。また、ペットオーナーにインターネットリサーチを実施し、ペットの飼育状況、ペットフード/用品への支出状況やインターネット通販の利用状況などを捉えた。

◆調査結果の概要

国内ペット関連市場

2017年のペットフード市場は、前年比3.1%増の3,324億円となった。ドッグフードは、犬用プレミアムフードが伸びているものの、飼育頭数の減少などが影響し縮小となった。キャットフードは好調で、特に猫用プレミアムフードが伸びた。犬猫用以外では小鳥・観賞鳥用フードが参入企業の積極的な新製品の発売によって需要を獲得し、また、小動物用フードは、ハリネズミ用フードがハリネズミの人気上昇に伴い伸長した。観賞魚用フードは、メダカ用フードが好調なものの、熱帯魚の生体販売不振などにより縮小した。

2017年のペットケア用品市場は、前年比2.7%増の765億円となった。ペットの屋内飼育率が高まり室内で排泄をする機会が増えているため、排泄時に使用する消耗品であるトイレ用シーツや猫砂を中心に需要を獲得し拡大した。また、手軽にペットの身体を清潔に保つことができるボディータオルやマーキング防止対策として需要が高まっているオムツが大きく伸びた。

2017年のペット生活用品市場は、前年比2.0%増の410億円となった。高い構成比を占めるケージ/サークル/ゲートは、犬の飼育頭数の減少や買い替え頻度の低さから一時伸び悩んでいたが、2017年は人の住環境やインテリアに調和するようなデザイン性の高い製品や、掃除のしやすさ・運びやすさなどを兼ね備えた高付加価値製品が好調で伸長した。また、単身者や多忙なペットオーナーからのニーズが高い自動給水器がけん引する食器/給水器や、InstagramなどのSNSにより活性化した衣類が全体市場の拡大をけん引した。

◆注目市場

1.衣類

2017年
2018年見込
2017年比
市場規模
61億円
62億円
101.6%

犬猫用の衣類を対象とし、アクセサリーや靴下などの小物類は含まない。2017年の衣類市場は、新規参入を果たした企業の存在や、InstagramなどのSNSに写真を投稿するために手軽な被り物が流行したこと、ペットに衣類を着せてお洒落を楽しむペットオーナーが増えたことによって活性化し拡大した。今後も、ファッションを楽しむペットオーナーの増加が期待されることや、防蚊機能、保湿機能、伸縮性などを付与した製品の発売が予想されることから市場は拡大するとみられる。

2.ペット保険(契約件数)

2017年
2018年見込
2017年比
市場規模
147万件
167万件
113.6%

注:各年末時点での契約件数

ペットが怪我や病気などを患い、診療および治療・通院などの医療サービスを受け、支払った額に対し補償されるサービスを対象とする。2017年のペット保険市場は、各企業によるサービス拡充、積極的なプロモーション活動などにより、ペット保険自体の認知度が向上したことで拡大した。今後は、認知度のさらなる向上が期待されることや、新規参入企業の増加によって市場の活性化が進むとみられ拡大が予想される。

3.ペット関連製品 品目別通販市場(上位5品目)

2017年
2018年見込
2017年比
キャットフード
77億円
療法食(犬用・猫用含む)
73億円
ドッグフード
71億円
トイレ/トイレ用シーツ
38億円
スナック
35億円

ペット関連製品の通販市場は、毎年右肩上がりで成長を続けている。製品価格の乱れを懸念して、インターネット通販での展開に消極的だった企業が、効率的な販売を可能とする販路として有効活用するケースが増えており、今後の市場の活性化が期待される。

品目別にみると、キャットフード、療法食(犬用・猫用含む)、ドッグフードなどのフード類の実績が大きい。それに、トイレ用シーツなどの日常的に使用する排泄ケア関連製品が続いている。今後は、利便性の高さや低価格、品揃えの豊富さを強みにさらなる成長が期待される。

◆調査対象品目

ペットフード ドッグフード、キャットフード、プレミアムフード、スナック、観賞魚用フード、小鳥・観賞鳥用フード、小動物用フード、サプリメント、ミルク、療法食
ペットケア用品 猫砂、トイレ/トイレ用シーツ、オムツ、ペット用トイレタリー、しつけ剤、消臭剤/脱臭剤、防虫剤/殺虫剤、シャンプー類、イヤークリーナー、デンタルケア用品
ペット生活用品 首輪/胴輪/引紐、ベッド/マット/ヒーター、ケージ/サークル/ゲート、キャリー、ブラシ/クシ、食器/給水器、玩具、衣類、水槽/周辺器具/水質調整剤
注目ビジネス ペット保険、ペット用脱臭・消臭機/空気清浄機

※一部の数字は四捨五入しています。このため合計と一致しない場合があります。


2018/04/26
       
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