マーケット情報


製造業デジタル化関連ツール・デバイス市場の調査結果

−2025年予測(2018年比)−
国内の製造業デジタル化関連ツール・デバイス市場 7,168億円(32.8%増)


総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、「IoT(Internet of Things)」や「IoH(Internet of Human)」などをキーワードに拡大する、さまざまな業態の企業が提案する製造業デジタル化ソリューションの主軸となるツールやデバイスなど国内の製造業デジタル化関連市場を調査した。その結果を「2019年版 先端デジタル製造技術・ソリューションビジネス総調査」にまとめた。

この調査では、制御機器メーカー、ITベンダー、装置メーカーなどさまざまな業態の企業が提案する製造業デジタル化ソリューション78事例取り上げ、中でも注目のベンダー15社の取り組みを詳細に分析した。また、自動車・自動車部品メーカー、産業用ロボットメーカーなどユーザー分野や、産業ロボット、工作機械・金属加工機械など生産設備・システム分野の活用事例も取り上げた。さらに、ERP、PLM、CADなどの関連ソフトウェア、AR・VR・MR、音声データなどの先進技術の活用状況、産業用ネットワーク・IoT通信規格など、製造業デジタル化に欠かせない技術の動向も整理した。

製造業において、製品や生産設備などのモノの情報、生産現場や営業現場、サービス現場から消費までの人の情報、そして、モノと人の動きの情報を詳細にデジタルデータとして記録し、それらのデータを整理・分析することでより効率的で品質の高いものづくりを実現するデジタル化関連製品・ソリューションの提案と導入が活発化している。

◆調査結果の概要

国内の製造業デジタル化関連ツール・デバイス市場



2018年の市場は前年比6.5%増の5,398億円となった。今後もIoT-PF、IoH、ソフトウェア、コントローラー、センサーの各カテゴリーが堅調に伸びて、2025年の市場は2018年比32.8%増の7,168億円が予測される。

現状は生産設備と上位プラットフォームや分析システムとのIoTによる連携に関連するツールやデバイスが中心であるが、今後は人の動きや作業結果をデジタル側に写し取り、さらにはデジタル側から人への情報の受け渡しを行うIoH関連ソリューションが伸びるとみられる。加えて、音声認識や映像認識技術の向上もIoH普及の追い風になると期待される。

また、現時点では限定的な制御運用技術(OT)とIoTプラットフォーム、IoH技術、そして各ソフトウェアの相互連携について、今後は各種仕様の標準化が進むとみられる。それにより、情報の連携利用などが進展するため、製造業デジタル化ソリューションを提供する事業者からの提案の質向上や、ユーザーが導入しやすい環境が整備され、市場拡大の後押しになるとみられる。

なお、製造業デジタル化ソリューションの提供事業者は、ITベンダー、システムインテグレーター(SI)、ネットワークインテグレーター(NI)、OT関連ベンダーなど多様化しており、それぞれが様々な付加価値化して納入しているため、製造業デジタル化ソリューション市場の規模は上記で算出した規模より大きいとみられる。

◆調査対象

製造業デジタル化関連ツール・デバイス

IoT-PF、IoH 製造業で使用されているIoTプラットフォーム(ソフトウェアライセンスのみを対象)と、IoH(Internet of Human)関連ソリューション(ハードウェア、ソフトウェア、ランニングおよび保守費用、イニシャルコスト)
ソフトウェア 製造業利用分のソフトウェアとして、ERP、EAM、PLM(PDM/SLM含む)、機械系CAD、MES、CRM
コントローラー PLC、プログラマブル表示器、産業用コンピューター
センサー 製造業IoT利用時の主要センサーである、振動センサー、温度センサー、電流センサー、圧力センサーのほか、位置情報を取得可能なリニア・ロータリエンコーダ、近接センサー、光電センサー、ファイバーセンサー、レーザー変位センサー、産業用RFIDシステム(タグ除く)、固定式コードリーダー

※一部の数字は四捨五入しています。このため合計と一致しない場合があります。


2019/04/16
       
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