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    セクターカップリングを活用した「エネルギー×まちづくり」の将来展望

    セクターカップリングを活用した「エネルギー×まちづくり」の将来展望
    発刊日2023/03/24 162209724

    近年、カーボンニュートラルに向けた国際的なコミットメント強化や自然災害等による電力供給不安をはじめとした、様々なマクロ環境要因によって、カーボンニュートラルとレジリエンス向上の実現に向けた機運が高まっています。カーボンニュートラルおよびレジリエンス向上の実現手段として有望視されているのが、電力・熱・交通(合成燃料含む)等の各セクターをまたがりエネルギー需給を制御・最適化する「セクターカップリング」です。セクターカップリングはエネルギー面的供給や、EVや水素サプライチェーンと連携させた再エネ大量導入に向けた取り組みといった形で、政府が推進・支援するエネルギー関連の先進実証事業に組み込まれる等、「エネルギーを軸としたまちづくり事業(「エネルギー×まちづくり」)」の将来を展望するにあたって不可欠な要素となっています。しかしセクターカップリングやそれらを利用した「エネルギー×まちづくり」については、有望な事業方向性、事業成立ポイント等が不透明であり、関連業界各社は積極的な事業展開ができていない状況です。本調査では、セクターカップリングやそれを利用した「エネルギー×まちづくり」に関する事業について、先行的に取り組む事業者:まちづくり事業者(デベロッパ、ゼネコン)や自治体を含むエネルギー事業者(特定送配電事業者、地域マイクログリッド事業者、地域熱供給事業者、再エネ連携のEV・水素サプライチェーン関連実証事業者、等)を対象に調査を実施することで、セクターカップリングの実施スキームの類型、「エネルギー×まちづくり」におけるセクターカップリングの活用シーン、事業成立ポイント等を明らかにするとともに、「エネルギー×まちづくり」関連業界各社に対して、有益な情報提供を図ることを目的にしています。

目次

I.総括編	
 1.セクターカップリングを活用した「エネルギー×まちづくり」の将来展望	
  1)本調査におけるセクターカップリング実施スキームの類型化 	2
  2)セクターカップリング実施スキーム別の活用シーン分析(事業エリアのエネルギー特性) 	3
  3)セクターカップリング実施スキーム別の活用シーン分析(事業エリアの都市特性) 	4
  4)先行事業者のセクターカップリング実施スキームの一覧 	5
  5)先行事業者のセクターカップリング実施によって期待する効果の一覧 	7
 2.「エネルギー×まちづくり」の有望な事業方向性	
  1)セクターカップリングの成立ポイント(事業ターゲット、訴求、ケイパビリティ、収益性/マネタイズ) 	9
  2)セクターカップリング実施における課題分析 	10
  3)セクターカップリング実施における課題に関する先行事業者の見解一覧 	11
  4)まちづくり事業との連携に関する事業方向性 	13
  5)まちづくり事業との連携に関する先行事業者の見解一覧 	14
 3.「エネルギー×まちづくり」に関する社会背景・制度動向	
  1)「都市低炭素化」に関する取り組み(市町村単位の「エネルギー×まちづくり」) 	16
  2)「地域脱炭素」に関する取り組み(地域・エリア単位の「エネルギー×まちづくり」) 	17
  3)「エネルギー×まちづくり」においてセクターカップリングに求められる役割 	18
  (参考)地域脱炭素施策(脱炭素先行地域) 	19
  (参考)地域脱炭素施策(地域循環共生圏) 	20
	
II.先行企業事例編(まちづくり事業者)	
 1.三井不動産株式会社 	22
 2.東急不動産株式会社 	26
 3.株式会社大林組 	30
 4.大成建設株式会社 	34
 5.清水建設株式会社 	38

III.先行企業事例編(エネルギー事業者)	
 1.株式会社IHI 	43
 2.株式会社CHIBAむつざわエナジー 	47
 3.ひおき地域エネルギー株式会社 	51
 4.株式会社阿寒マイクログリッド 	55
 5.丸の内熱供給株式会社 	59
 6.株式会社北海道熱供給公社 	63
 7.株式会社えきまちエナジークリエイト 	67
 8.株式会社みちのりホールディングス 	71
 9.石狩市役所 	75
 10.小田原市役所 	79
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