PRESSRELEASE プレスリリース

第16032号

UV硬化型製品、レジスト関連製品の世界市場を調査
−2020年世界市場予測(2015年比)−
UV硬化型製品は26万7,860トン(11.2%増)UVインキが市場をけん引
レジスト関連製品は10万3,620トン(14.7%増)ArF/液浸ArFレジストが好調

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、中国や東南アジア、インドなど新興国・地域の経済成長とともに需要が増加しているUV硬化型製品と、FPD用レジストでは需要国・地域での現地生産化が進むレジスト関連製品の世界市場を調査した。その結果を報告書「2016 光機能材料・製品市場の全貌」にまとめた。

この報告書ではUV硬化型製品(17品目)、レジスト関連製品(12品目)といった光機能応用製品のほか、それらの原材料(14品目)の市場を調査・分析した。また、光源(UV・LED)や、装置(UVインクジェットプリンタ)の市場についても整理した。

◆調査結果の概要

1.光機能応用製品

2015年
2014年比
2020年予測
2015年比
UV硬化型製品※1
24万0,880トン
102.2%
26万7,860トン
111.2%
レジスト関連製品
9万0,375トン
102.6%
10万3,620トン
114.7%
合 計
33万1,255トン
102.3%
37万1,480トン
121.1%

※1.UV硬化型塗料・コーティング材(化粧品容器用、建材用・床用)を除く15品目の合計

1)UV硬化型製品

2015年のUV硬化型製品市場は、24万0,880トンとなった。UVインキが最大規模になっている。中でも大きなウエイトを占めるUV硬化型インキの需要が伸びている。また、UV硬化型インクジェットインキ、3Dプリンタ用UV硬化型樹脂の需要も高まっている。UVインキは拡大しており、UV硬化型製品市場をけん引している。なお、UV硬化塗料・コーティング材はモバイル端末・弱電家電用の需要減少により縮小が予想される。UV接着剤はタッチパネル用OCAの需要増加が予想されるものの、全体的には微増とみられる。

2)レジスト関連製品

2015年のレジスト関連製品市場は、9万0,375トンとなった。半導体用レジストはArF/液浸ArFレジストが二桁成長を続けており、今後も伸びるとみられる。プリント基板用レジストはプリント基板の増産に伴い、増加が続く。しかし、価格の下落は続くと予想される。
 
3.原材料※2

2015年
2014年比
2020年予測
2015年比
市場規模
52万2,718トン
101.8%
58万5,242トン
112.0%

※2.一部品目(脂環式エポキシ、ビニルエーテル)は非感光性用途も含む。また、市場が重複する品目(アダマンタン誘導体)、世界市場を算出していない品目(水系オリゴマー)は除外している。

反応性希釈剤として用いられるモノマーの需要は微増となっている。一方、官能基数が多いDPHAなどの多官能モノマーは塗膜の硬度を高めることが可能であり、ハードコート用途などで需要が伸びている。レジスト用ポリマーのうち、g線/i線/KrFレジスト向けについては需要に大きな変化が見られないが、ArFレジスト向けは二桁成長している。添加剤はUV硬化型製品、化学増幅型レジストの増産に伴い伸びている。

◆注目市場

1.UV硬化型インクジェットインキ

2015年
2014年比
2020年予測
2015年比
市場規模
4,505トン
108.8%
6,575トン
145.9%

UVインクジェットプリンタ(以下、UVIJP)に用いられるUV硬化型インキ(UVIJインキ)を対象とする。2015年の市場は、4,505トンとなった。2016年は世界経済の低迷がUVIJPの新規導入を妨げる可能性があるものの、多品種小ロットニーズの高まりで既存装置の需要が堅調なことから、UVIJインキの市場は前年に引き続き拡大するとみられる。購買力が高まっている中国や東南アジアといった新興国・地域では、サイン・ディスプレイへの需要も増しており、今後もUVIJPの導入が進むとみられる。既存装置の需要に新規需要が加わり、UVIJインキの市場は拡大が続くと予想される。

2.ArF/液浸ArFレジスト

2015年
2014年比
2020年予測
2015年比
市場規模
26万ガロン
123.8%
45.5万ガロン
175.0%

2015年の市場は、26万ガロンとなった。2016年は半導体市場の伸びが鈍化しているものの、最先端ラインにおけるダブルパターニングやマルチプルパターニングの導入により液浸ArFレジストの使用回数が増加しており、拡大する見込みである。EUVレジストが登場するまで、クリティカルレイヤーでは液浸ArFレジストを用いたパターニングが引き続き使用されると予想される。

◆調査対象

UV硬化型製品

UV硬化型塗料・コーティング材 UV硬化型塗料・コーティング材(自動車用)、UV硬化型塗料・コーティング材(化粧品容器用)、フィルム用ハードコーティング材、UV硬化型塗料・コーティング材(モバイル端末・弱電製品用)、UV硬化型塗料・コーティング材(建材用・床用)、自己修復性塗料性・コーティング材、光ディスク用コーティング材・接着剤、光ファイバ用コーティング材
UVインキ UV硬化型インキ、ナノインプリント用UV硬化型樹脂、感光性導電ペースト、UV硬化型インクジェットインキ、3Dプリンタ用UV硬化型樹脂
UV接着剤 UV硬化型接着剤、タッチパネル用OCR、タッチパネル用OCA、有機EL用シール材

※一部の数字は四捨五入しています。このため合計と一致しない場合があります。


2016/04/19
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