PRESSRELEASE プレスリリース
■アウトバスヘアケア用品の国内市場 844億円(109.5%)
消費者のヘアケア意識の高まりを背景に拡大続く、ヘアオイル、ヘアミルクが伸びをけん引
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 代表取締役 菊地 弘幸 03-3241-3470)は、ヘアケア意識の高まりにより、高機能・高単価な商品の需要が増えているアウトバスヘアケア用品の国内市場を調査した。その結果を「アウトバスヘアケア注目剤型のブランド動向分析 2026」にまとめた。
この調査ではヘアオイル、ヘアミルク、ヘアミストといった3つの剤型のアウトバストリートメント、ヘアスタイリング剤の市場の現状を明らかにし、将来を展望した。
◆調査結果の概要
■アウトバスヘアケア用品の国内市場

ヘアオイル、ヘアミルク、ヘアミストの3剤型のアウトバスヘアケア用品の市場は、消費者のヘアケア意識の高まりを背景に2020年以降拡大を続けている。保湿や保護といったヘアケア機能に加えて、ナチュラルなヘアスタイルや質感を重視したヘアスタイルが好まれる中で、スタイリングを目的とした使用も増えている。
2024年、2025年と上位ブランドではSNSなどでユーザー発信の投稿が盛り上がり、認知度の向上につながったことから需要が伸び、市場は前年比二桁増が続いた。2026年は、これまでの旺盛な需要は若干落ち着きつつあるものの、上位ブランドを中心に好調が続いているほか、新アイテムの発売も多数みられ、市場拡大が予想される。
チャネル別は、市販用ではドラッグストアが主要チャネルであり、ヘアオイルやヘアミルクは高価格帯ブランドの増加もあり、大きく伸びている。また、バラエティショップ・ディスカウントストアは、美容感度の高い層へのアプローチに効果的なチャネルとして重要性が高まっている。ECは、幅広い品ぞろえと購入利便性の高さもあり、二桁増の伸長を続けている。
剤型別は、ヘアオイルの規模が最も大きい。べたつかない軽めのテクスチャーの商品が需要を集めており、近年では市販用で1,000円以上のアイテムも多数展開されている。市場は拡大しているが、機能面のみでの差別化や持続的な伸びは難しくなっている。そのため、メーカーは機能だけではなくギフト向けにも適した容器での展開、フレグランスのような本格的な香りを訴求したアイテムなど、情緒的な価値の訴求によって差別化を図り、顧客囲い込みを進めるとみられる。
ヘアミルクは、消費者の関心が高いダメージケアや補修・保湿効果に優れた剤型として認知されている。ヘアケア意識の高まりによって高機能・高単価なものを選ぶ傾向が強まっている。ヘアオイルと比べてユーザー層拡大の余地も大きく、積極的な商品投入もみられることから、今後も高い伸びが続くとみられる。
ヘアミストは細かい粒子で髪になじみやすく広範囲に使いやすい剤型であり、寝ぐせ直しやドライヤー前の保湿用途などで安定した需要を獲得している。近年フレグランス需要の高まりを背景に香水のような本格的な香りを訴求したアイテムが増加しており、新たな顧客層の獲得が期待される。
◆調査対象
種類別・アウトバストリートメント
・ヘアスタイリング剤
剤型別
・ヘアオイル
・ヘアミルク
・ヘアミスト
チャネル別
市販用
・ドラッグストア
・量販店(SM、GMS)
・バラエティショップ・ディスカウントストア
・EC(業務用ルート除く)
・その他(百貨店、化粧品店、メーカー直営店、家電量販店、CVSなど)
業務用
・業務用正規ルートのみ
