PRESSRELEASE プレスリリース
■高度生殖補助医療(ART)市場 384億円(6.1%増)
~胚移植技術の向上による治療件数増加に伴い、堅調に拡大~
■ART周辺市場 49億円(8.9%増)
~2020年は一時的に縮小するが、2021年以降各品目が伸びる~
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫 03-3664-5811)は、不妊治療の需要増加に伴い拡大している高度生殖補助医療市場を調査した。その結果を「助成金制度の拡充により注目が高まる高度生殖補助医療(ART)の現状と将来性」にまとめた。
この調査では、ARTの患者数と市場(治療費用を対象)に加え、それらの拡大に伴い今後の需要増加が期待される試薬類、シャーレ、観察装置、凍結保存用製品をART周辺市場として現状を把握し、将来を予想した。
高度生殖補助医療(ART:Assisted Reproductive Technology)は、卵子や精子を体外に取り出し、受精させる医療であり、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)、ヒト卵子・胚の凍結保存や凍結胚移植などの技術が用いられている。
◆調査結果の概要
■ART患者数とART市場
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2020年見込 |
2019年比 |
2025年予測 |
2019年比 |
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ART患者数 |
251,500人 |
99.9% |
250,000人 |
99.3% |
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ART市場 |
361億円 |
99.7% |
384億円 |
106.1% |
ART患者数は、体外受精または顕微授精と、凍結/融解胚(卵)移植を行う患者を対象とし、1人の患者が1年間に複数回治療した場合でも1人として算出している。ART市場は、採卵や受精、凍結/融解胚(卵)移植の治療費用を対象とし、各種検査や卵子・精子の保管サービスの費用は除く。
胚移植技術の向上などから治療回数が増加しているためART市場は拡大傾向にある。現状、体外受精や顕微授精は保険適用外であるが、今後それらが保険適用となればさらなる市場の伸びが予想される。
■ART周辺市場
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2020年見込 |
2019年比 |
2025年予測 |
2019年比 |
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43億円 |
95.6% |
49億円 |
108.9% |
受精や胚移植、凍結保存を行う際に必要な試薬類(培養液、凍結保存液)、シャーレ、観察装置、凍結保存用製品を対象とする。
凍結/融解胚(卵)移植の技術向上により、凍結/融解胚(卵)移植の治療回数は増加しており、それに伴い市場は拡大してきた。新型コロナウイルス感染症の感染拡大により通院が敬遠されたことから、2020年の市場は2019年比4.4%減が見込まれるが、2021年以降は堅調な伸びが予想される。
各品目が伸びるとみられ、特に試薬類では培地交換が不要なワンステップ型培地、観察装置では温度やガス濃度をコントロールした培養器(インキュベーター)内にある受精卵を常時観察するタイムラプスイメージングシステムの需要増加が期待される。
◆調査対象
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・ART患者数 |
・ART市場 |
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ART周辺市場 |
・試薬類(培養液、凍結保存液) |
・観察装置 |
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・シャーレ |
・凍結保存用製品 |
