PRESSRELEASE プレスリリース
オールナチュラルジュース78億円(2018年比77.3%増)
CVSでの新商品配荷も開始し、市場は大幅増
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、新規参入の増加やアイテムの拡充に加えて、本物志向、健康志向の高まりを受けて既存の果実飲料とは異なる売り場、ユーザーを獲得したオールナチュラルジュースの国内市場を調査した。その結果を「オールナチュラルジュース市場の実態と将来展望」にまとめた。
この調査では、オールナチュラルジュース市場に加え、主要プレーヤーの販売戦略の分析、外食産業におけるコールドプレスジュース店や食品における高圧処理の取組み事例、米国における高価格果実飲料 の市場動向などについても整理した。
◆調査結果の概要
1.オールナチュラルジュース市場

オールナチュラルジュースは、高圧処理や低温殺菌を行うことで原料の風味や色彩、素材本来の持つ成分の維持を訴求した100%果汁飲料や果汁入飲料、果実野菜混合飲料を対象とした。なお、市場はメーカー出荷ベースとし、外食産業における売り上げは含まれない。
2015年にカゴメや日上商事がオールナチュラルジュースを発売し市場が形成された。2016年にはスムージーがブームとなり栄養摂取や食事代替用途での果実・野菜飲料の需要が増加したことや、女優やモデルが美容のためにコールドプレスジュースを愛用していることがメディアで紹介され、ストレート・無添加の果実飲料の露出が増加し、市場を大きく伸ばした。
2017年は新規参入もあってCVSを中心に果実飲料売り場が活性化し、ユーザーがSNSを通じておしゃれ感や果実感を発信したことでトレンドに敏感な層に認知が急速に拡がった。2018年はヘビーユーザーの育成やアイテムの改廃によるライトユーザーの維持により市場は引き続き拡大した。
2019年はセブン-イレブンで取り扱いが始まったほか、海外有力ブランドも新たに上陸し、参入各社もブランドの認知拡大に注力していることから、市場は大幅な伸びが見込まれる。
2.チャネル別動向
2019年見込 |
2018年比 |
|
全体 |
78億円 |
177.3% |
CVS |
54億円 |
186.2% |
※CVSは全体の内数
チャネル別にはCVSが7割近くを占める。CVSはヘビーユーザーが多いチャネルであり、取り扱いエリアの拡大や参入企業の増加、新商品の追加などにより実績が拡大している。
一方、量販店は試飲などの店頭販促実施時の反響が良く、売り場展開が行いやすいメリットがあるが、ほかの果汁飲料や野菜系飲料との価格差からリピート購買の獲得に苦戦している。また、質販店(成城石井や紀ノ国屋など)はオールナチュラルジュースのターゲットに近い層へのアプローチが可能な相性の良いチャネルであることから、ヘビーユーザーの育成につながっている。
3.フレーバー別動向
フレーバー別には定番商品として人気のグレープフルーツ、夏季限定での商品投入もみられるオレンジ、冬場の季節商材として人気が高いベリーが、2019年にそれぞれ10億円以上の市場規模が見込まれる。このほかキウイ、マンゴーが一定の規模を有しており、果物のほか、小松菜や人参といった野菜やスーパーフードを主要原料とするものもある。
◆調査対象
| オールナチュラルジュース | 高圧処理や低温での殺菌を行うことで原料の風味や色彩、素材本来の持つ成分の維持を訴求した100%果汁飲料や果汁入飲料(果汁含有率10%以上100%未満)、果実野菜混合飲料 |
※一部の数字は四捨五入しています。このため合計と一致しない場合があります。
