PRESSRELEASE プレスリリース
第18073号
価格競争が激しさを増すLEDパッケージ・関連部材、注目アプリケーションの世界市場を調査
- ■2025年市場予測(2017年比)
- ■LEDパッケージ 2兆774億円(8.7%増) 白色LEDパッケージが拡大をけん引
- ■LEDディスプレイ 2,100,000m2(2.7倍) 狭ピッチ化の進展により市場拡大
マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町 TEL:03-3664-5839 社長:田中 一志)は、中国メーカーを中心に再び価格競争が激しさを増しているLEDパッケージ・関連部材、注目アプリケーションの世界市場を調査した。
その結果を「2018 LED/LD関連市場総調査」にまとめた。
この調査ではLEDパッケージ・関連部材、バックライトや照明、自動車用ヘッドライトなどのアプリケーション、計43品目を調査し、参入メーカーの動向とともに分析し、将来を予測した。
- ■LEDパッケージ世界市場
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※白色LEDパッケージ、有色LEDパッケージ、赤外光LEDパッケージ、紫外光LEDパッケージが対象。
- LEDパッケージ市場は、数量ベースでは市場構成比が最も高い白色LEDパッケージがLED照明向けを中心に需要を獲得し好調で、拡大をけん引している。今後も白色LEDパッケージがけん引し、市場拡大が続くとみられる。一方、金額ベースでは中国メーカーによる需要を上回る大規模な生産により単価が下落しており、横ばいから微増で推移すると予想される。
- ■タイプ別LEDパッケージ市場
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■白色LEDパッケージ
主な用途は、LED照明、バックライトユニット、自動車用ランプなどである。数量ベースでは最も市場構成比が高いLED照明向けが好調に伸びており市場拡大をけん引している。一方、LED照明向けの次に比率が高いバックライトユニット向けはOLED製品の台頭によりモバイル用を中心に縮小している。金額ベースではLED照明向けとバックライトユニット向けの単価が下落しており、特に、照明向けは中国メーカーを主体とした価格競争が続いており、製品によっては年率20〜30%下落していることから、横ばいから微増となっている。今後、市場は数量ベースで拡大が続くが、金額ベースでは単価下落の影響を引き続き受けるとみられ、横ばいから微減になると予想される。 -
■有色LEDパッケージ
主な用途は、装飾・イルミネーション、指示灯、インジケーター、スイッチ、LEDディスプレイ、自動車のリアランプやメーターなど向けである。従来用途である装飾・イルミネーション向けや指示灯向けはすでに飽和しつつあるため、今後は緩やかに伸びていくとみられる。一方、LEDディスプレイ向けは製品の需要が好調なことに加え、1台当たりの搭載個数が多いため伸びている。今後は、高解像度ニーズの高まりによる狭ピッチ化の進展によってさらなる搭載個数の増加が予想される。また、小型化に向けた企業間の技術開発競争による伸びが予想されることから、有色LEDパッケージ市場をけん引していくとみられる。 -
■赤外光LEDパッケージ
主な用途は、フォトインタラプタやIrDA・リモコン、監視カメラ、顔認証や虹彩認証といった生体認証など向けである。フォトインタラプタ向けやIrDA・リモコン向けで半数を占めており、今後も安定した需要が予想される。監視カメラ向けは、世界的なセキュリティに対する意識の向上などによって需要が増加している。顔認証や虹彩認証といった生体認証向けはビルや病院などのセキュリティ用途で需要を獲得し伸びている。 -
■紫外光LEDパッケージ
主な用途は、樹脂硬化、分光・分析、殺菌・滅菌、その他医療・美容分野やプリント基板直描装置、3Dプリンターなど向けである。市場はUV‐Aタイプ中心で形成してきたが、2017年からUV‐Cタイプが殺菌・滅菌向けで冷蔵庫などの家電に採用され拡大している。今後もUV‐Cタイプは消費者向け製品で採用が増加するとみられ、市場拡大が予想される。 - ■注目市場
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■LEDディスプレイ
2018年見込 2017年比 2025年予測 2017年比 930,000m2 120.3% 2,100,000m2 2.7倍 -
■LED用蛍光体
2018年見込 2017年比 2025年予測 2017年比 200トン 123.5% 361トン 2.2倍 771億円 111.9% 1,139億円 165.3%
上記の内容は弊社独自調査の結果に基づきます。
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