PRESSRELEASE プレスリリース

第16030号

嗜好品を含む飲料72品目の市場を調査
−2015年見込(2014年比)−
レギュラーコーヒー3,619億円(15.3%増)"サードウェーブ"到来!本格志向の高まりから好調

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、2015年8月より6回に分けて27カテゴリー410品目の加工食品国内市場について調査を行っている。その第6回目の結果を報告書「2016年 食品マーケティング便覧 No.6」にまとめた。

この報告書では果実飲料8品目、炭酸飲料8品目、乳性飲料10品目、嗜好飲料12品目、健康飲料10品目、その他飲料6品目、嗜好品18品目計72品目の市場を調査・分析した。なお次回報告書では、今までの調査結果を基に加工食品国内市場を総括分析する。

◆注目市場

1.レギュラーコーヒー、簡易抽出型コーヒー 【嗜好品】

2014年
2013年比
2015年見込
2014年比
レギュラーコーヒー
3,139億円
102.9%
3,619億円
115.3%
(簡易抽出型コーヒー)
380億円
106.4%
412億円
108.4%

※簡易抽出型コーヒーはレギュラーコーヒーの内数

レギュラーコーヒーは、2014年は秋冬に原料豆の価格高騰による値上げが業務用・市販用共に行われた。しかし、コーヒーショップではシングルオリジンなど素材に拘った豆を使い、一杯ずつ手で淹れるコーヒーの人気が高まる“サードウェーブ”が到来し、家庭でもレギュラーコーヒーを飲む機会が創出され、業務用・市販用共に市場が拡大した。

2015年は前年の値上げの影響で市場が大幅に拡大する見込みである。業務用はCVSカウンターコーヒー向けの伸びが鈍化しているが、市販用は消費者の本格志向の高まりからレギュラーコーヒーの需要が引き続き増加し、中でも簡易抽出型コーヒーが伸びている。

簡易抽出型コーヒーは、消費者の本格志向の高まりを背景にインスタントコーヒーから需要がシフトしており、2015年は引き続き市場拡大が見込まれる。簡易抽出型コーヒーは有機栽培されたコーヒー豆や産地別のコーヒー豆のアソート、カフェインレスといった付加価値商品が増加している。特にカフェインレス商品は健康志向から女性を中心に人気が高まっており、以前は通販やベビー用品店といった限られたチャネルでの販売であったが、量販店での取り扱いが増加している。

2.緑茶、緑茶ティー バッグ 【嗜好品】

2014年
2013年比
2015年見込
2014年比
緑茶
2,210億円
99.0%
2,190億円
99.1%
(緑茶ティーバッグ)
222億円
104.2%
228億円
102.7%

※緑茶ティーバッグは緑茶の内数

緑茶は、2014年はティーバッグや粉末タイプといった簡便な商品を中心に需要が高まり、参入各社の商品投入も相次いだ。リーフはニーズの減少が続いていることから市場は縮小したが、一方で近年メディアや口コミによって茶カテキンの健康促進効果への期待が消費者に浸透しつつあることで掛川茶をはじめとした深蒸し茶が伸びるなど、高価格帯商品が好調なメーカーも見られた。

2015年は全形態(リーフ、ティーバッグ、粉末)を通してブランドや品質などを訴求する商品が伸びている。今後もこうした付加価値型商品の拡大が期待される。また、使用量が僅かであることから市場への寄与は小さいものの、製菓、飲料など加工向け抹茶の需要も伸びている。

緑茶ティーバッグは、2014年はPB商品の需要増に加え、伊藤園が積極的な販促活動を行ったことからプレミアムタイプを中心にNB商品の存在感も一層高まり、市場は前年ほどの伸長には至らないものの続伸した。2015年は前年に引き続きPB、NBを問わず大容量タイプが好調で、高価格帯商品も伸びており、市場は安定した拡大が見込まれる。

◆調査対象

果実飲料 100%果汁飲料、果肉飲料、野菜飲料、果汁飲料、果粒含有果実飲料、野菜入混合果汁飲料、低果汁入清涼飲料、トマト飲料
炭酸飲料 コーラフレーバー飲料、果実着色炭酸飲料、果汁入炭酸飲料、透明炭酸飲料、ジンジャーエール、無糖炭酸飲料、シャンパン風炭酸飲料、乳類入炭酸飲料
乳性飲料 飲用牛乳、乳製品乳酸菌飲料、乳類入清涼飲料、低温殺菌牛乳、乳酸菌飲料、殺菌乳製品乳酸菌飲料(ストレート)、乳飲料、ドリンクヨーグルト、ローファット飲料、殺菌乳製品乳酸菌飲料(コンク)
嗜好飲料 缶コーヒー、日本茶(リキッド)、ゼリー飲料、リキッドコーヒー、麦茶(リキッド)、ココアドリンク、紅茶(リキッド)、ブレンドティ、甘酒(ストレート)、ウーロン茶(リキッド)、その他ティードリンク、缶入しるこ
健康飲料 食系ドリンク、スポーツドリンク、ビネガードリンク(ストレート)、薬系ドリンク(医薬部外品)、粉末機能性清涼飲料・スポーツドリンク、麦芽ドリンク、健康サポート飲料、豆乳類、機能性清涼飲料、ビネガードリンク(コンク・市販用)
その他飲料 国産ミネラルウォーター類、サワードリンク、希釈飲料、輸入ミネラルウォーター類、トニックウォーター、乳幼児向け飲料
嗜好品 レギュラーコーヒー、ココア、麦茶、簡易抽出型コーヒー、スティックタイププレミックス飲料、その他茶、ポーションコーヒー、紅茶(ティーバッグ・リーフ)、健康茶・市販用、インスタントコーヒー、緑茶、パック甘酒、スティックタイプコーヒー、緑茶ティーバッグ、粉末飲料、インスタントティー、粉末緑茶・市販用、青汁

※一部の数字は四捨五入しています。このため合計と一致しない場合があります。


2016/04/11
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