PRESSRELEASE プレスリリース

第15046号

バイオシミラー市場や剤型別市場などジェネリック医薬品を多角的に捉える
国内のジェネリック医薬品市場を調査
−2017年市場予測−
バイオシミラー関節リウマチ治療剤領域や抗がん剤領域で成長2013年比4.8倍の314億円
オーソライズドジェネリック今後新製品の投入が増加同61.1倍の550億円

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、国内のジェネリック医薬品(診療報酬点数表の後発医薬品に属するもの)と、長期収載医薬品の市場を33の薬効領域に分けて調査したその結果を基に、ジェネリック医薬品の切り替え率やチャネル別動向、注目のバイオシミラーやオーソライズドジェネリックの動向など多角的に分析したほか、10社の代理店(販社)、24社の新薬企業の事例を捉えた。その結果を報告書「2014-2015 ジェネリック医薬品・長期収載品データブック No.3」にまとめた。

◆調査結果の概要

政府は増加する医療費の抑制策としてジェネリック医薬品の使用を推進しており、2013年4月に「後発医薬品の更なる使用促進のためのロードマップ」を策定し、2017年度までに数量シェアを60%以上とする新たな目標を発表した。

同時にジェネリック医薬品の薬価制度も変更されており、新規収載時の薬価は先発品の60%、特に経口剤は収載希望品目数が10品目を超えた場合の薬価が先発品の50%に引き下げられ、既に収載されているジェネリック医薬品については3つの価格帯へ集約された。これによりジェネリック医薬品の価格競争が激化している。

2013年の時点で切り替えが進んでいる領域は消毒剤(含嗽剤含む)・皮膚潰瘍治療剤、エリスロポエチン製剤、抗ウイルス剤、栄養剤・ビタミン剤・輸液・生理食塩水などである。2013年最もジェネリック医薬品の市場規模が大きい高血圧症治療剤では今後さらに切り替えが進み、ジェネリック医薬品市場全体をけん引していくとみられる。

1.バイオシミラー市場

2014年見込
2017年予測
2013年比
市場規模
78億円
314億円
4.8倍

2009年9月に国内初となるバイオシミラー「ソマトロピン「サンド」」(サンド)が発売され、市場が立ち上がった。2010年5月にエポエチンアルファ、2013年5月にフィルグラスチムのバイオシミラーが投入され、市場が活性化している。2014年11月に「インフリキシマブ「NK」」(日本化薬)が発売されたことで市場はさらに拡大するとみられる。今後特許期間中の新薬や開発品が豊富にある関節リウマチ治療剤領域や抗がん剤領域で成長が期待される。

2.オーソライズドジェネリック市場

2014年見込
2017年予測
2013年比
市場規模
90億円
550億円
61.1倍

オーソライズドジェネリックはオリジンを保有する企業から許諾を受けたジェネリック医薬品である。2013年に抗アレルギー剤領域から国内初のオーソライズドジェネリックである「フェキソフェナジン塩酸塩「SANIK」」(日医工)が発売されたことで市場が立ち上がった。2014年は高血圧症治療剤領域から6月に「ディオバン」(ノバルティス ファーマ)をオリジンとする「バルサルタン「サンド」」(サンド)が、9月に「ブロプレス」(武田薬品工業)をオリジンとする「カンデサルタン「あすか」」(あすか製薬)が発売されている。また、2015年には6月に「プラビックス」(サノフィ)をオリジンとする製品の発売が予定されていることから、今後もさらなる成長が期待される。

◆調査対象

薬効領域 高血圧症治療剤、その他循環器官用剤、抗生物質、抗ウイルス剤、抗真菌剤、統合失調症治療剤、その他精神神経疾患治療剤、上部消化管疾患治療剤、その他消化器官用剤、抗アレルギー剤、喘息・COPD治療剤、その他呼吸器疾患治療剤、脂質異常症治療剤、糖尿病治療剤、痛風・高尿酸血症治療剤、解熱消炎鎮痛剤(外用剤含む)、抗がん剤(がん関連用剤含む)、体内診断薬、麻酔・筋弛緩剤、婦人科・産婦人科疾患治療剤、変形性関節症治療剤・関節リウマチ治療剤(生物学的製剤除く)、骨粗鬆症治療剤、消毒剤(含嗽剤含む)・皮膚潰瘍治療剤、泌尿器疾患治療剤・腎疾患治療剤、栄養剤・ビタミン剤・輸液・生理食塩水、眼科用剤、ヒト成長ホルモン剤、エリスロポエチン製剤、脳疾患治療剤、CSF、免疫抑制剤、認知症治療剤、生物学的製剤(関節リウマチの適応を持つ製剤)

※一部の数字は四捨五入しています。このため合計と一致しない場合があります。


2015/05/18
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