PRESSRELEASE プレスリリース

第15058号

ユーグレナ、ラクトフェリン、L-アルギニンなど
生物由来有用成分・素材の国内市場を調査
-2020年予測(2014年比)-
生物由来有用成分・素材40品目1,917億円(15.8%増)機能性表示食品制度が追い風に   
ユーグレナ50億円(85.2%増)認知度の向上や用途の広がりにより市場拡大

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、セルフメディケーションで重要な役割を担い、2015年4月から届出の受付を開始した食品の機能性表示制度によって注目される生物由来有用成分・素材40品目の市場に関する調査を実施した。その結果を「2015年版 生物由来有用成分・素材市場徹底調査」にまとめた。

この報告書では、動物・植物由来の有用成分・素材について、動物系13品目、植物系21品目、その他6品目の国内市場の現状を調査・分析し、将来を予測すると共に、消費者が一般加工食品や健康食品、化粧品などに使用されている機能性素材や成分をどのように認識しているかなどのアンケート調査も実施した。

◆調査結果の概要

生物由来有用成分・素材40品目の国内市場

2014年
2020年予測
2014年比
市場規模
1,656億円
1,917億円
115.8%

2014年の市場は前年比5.1%増の1,656億円となった。市場規模が大きい品目は、動物系では機能性乳酸菌、コンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲン、DHA/EPA、植物系ではウコン、アスタキサンチン、その他ではBCAAやL-アルギニンがあげられる。それらの中には、最終製品における採用の一巡や、価格競争の激化、ブームの沈静化などの理由により伸びが鈍化している品目もみられる。

また、前年からの伸び率が大きい品目としては、化粧品での採用により認知度が高まったアスタキサンチンや、プロテオグリカン、トコトリエノールなどがあげられる。市場規模が小さい品目もあるものの、40品目中11品目が前年比で二桁の伸びとなった。

食品の機能性表示制度が市場活性化の要因となり、品目によっては大きく伸びるため、2020年の市場は2014年比15.8%増が予測される。訴求面では、美容関連、ロコモティブシンドローム対策、生活習慣病対策が中心である。今後はエビデンスによる新たな訴求効能の提案が活発化すると予想される。

◆注目市場

1.ユーグレナ

2014年
2020年予測
2014年比
市場規模
27億円
50億円
185.2%

ユーグレナは、主に淡水域に生息する単細胞の微細藻類の一種であり、細胞内には各種ビタミンおよびミネラル、必須アミノ酸、不飽和脂肪酸など多数の栄養成分を含み、体内吸収率の高さが注目され、健康食品/サプリメント、ドリンク類、化粧品など幅広い用途に採用されている。様々な話題創出による知名度の向上に伴い需要が増えている。

ユーグレナは、含有食品のインターネット通販が開始されたことで、2010年から市場が大きく拡大し始めた。2014年には含有ドリンク類の発売や、CVSやスーパーとの提携販促プロジェクトにより含有製品の販売が拡大し、前年比22.7%増の27億円となった。

健康食品/サプリメント用途が80%以上を占めている。含有化粧品は全国の百貨店やバラエティショップなどで販売が拡大している。将来的には医薬品用途での展開も期待される。今後は、国内外からの新規参入企業も想定され、用途開発や最終製品メーカーの開拓がより一層進むと予想される。

2.イミダゾールジペプチド/アンセリン

2014年
2020年予測
2014年比
市場規模
11億円
18億円
163.6%

イミダゾールジペプチド/アンセリンは鶏やマグロ、カツオ、サメなどの筋肉に含まれるペプチド(アミノ酸結合体)である。 メディアでの露出や、産官学連携の抗疲労プロジェクトにおける注目素材として研究が進められている。2013年には、ロコモティブシンドローム対策を訴求した製品が発売され、その後も疲労回復効果などの研究データがメディアで紹介され市場は拡大を続けている。

用途は、滋養強壮を訴求したドリンク類やロコモティブシンドローム対策などの健康食品/サプリメント向けが大部分である。食品メーカーは、抗疲労を訴求した機能性表示展開に積極的であり、市場はさらに活性化するとみられる。

また、抗酸化、尿酸値降下、抗炎症、血圧降下など、抗疲労以外の機能性も確認されていることから、幅広い用途で採用が進むとみられる。

◆調査対象

動物系 グルコサミン 、コンドロイチン 、DHA/EPA、 コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸 、エラスチン 、プロテオグリカン、機能性乳酸菌、ラクトフェリン、スクワレン/スクワラン、 核酸、イミダゾールジペプチド/アンセリン
植物系 カシス抽出物 、ユーグレナ、レスベラトロール、 オリーブ抽出物 、アスタキサンチン 、 ルテイン、ビルベリー、リコピン、β-クリプトキサンチン、 β-グルカン、サラシア、ウコン、納豆菌培養エキス 、大豆イソフラボン、ホスファチジルセリン 、トコトリエノール 、セラミド、フコイダン、 フコキサンチン、ノコギリヤシ 、イチョウ葉
その他 BCAA、L-オルニチン 、L-カルニチン、α-リポ酸 、コエンザイムQ10、L-アルギニン
消費者調査
(インターネット調査)
機能性素材・成分認知度調査…10,000名

※一部の数字は四捨五入しています。このため合計と一致しない場合があります。

 


2015/06/18
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