PRESSRELEASE プレスリリース

第20013号

米飯類やチルドデザートなど加工食品66品目の市場を調査
―2024年市場予測(2018年比)―
無菌包装米飯・レトルトライス 847億円(11.7%増)
~簡便性の高さなどから需要が増加、日常食として定着してきたことで伸長~
植物性ヨーグルト 33億円(26.9%増)
~健康志向の強い女性層から支持を集め、市場は拡大~

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫 03-3664-5811)は、日常食としての定着により無菌包装米飯・レトルトライスの需要が増加している米飯類や、健康志向の強い女性層から支持され植物性ヨーグルトが伸長しているチルドデザートなどの国内市場を調査した。

今回の調査では、チルドデザート13品目、フローズンデザート7品目、ドライデザート6品目、米飯類10品目、めん類16品目、その他ステープル14品目、合計6カテゴリー66品目の市場を捉え、その結果を「2020年 食品マーケティング便覧 No.3」にまとめた。

◆注目市場

●無菌包装米飯・レトルトライス

2019年見込

2018年比

2024年予測

2018年比

792億円

104.5%

847億円

111.7%

災害時の備蓄需要に加え、近年は単身世帯の増加や高齢化の進行、女性の社会進出の増加などの社会環境の変化を背景に簡便性の高さなどから需要が増加し、日常食としての定着により市場は拡大している。

2018年は西日本豪雨や北海道胆振東部地震など災害が続いたことで防災意識が高まり、非常食需要が増加し大幅に伸長した。2019年は新工場の稼働やライン強化など生産能力の増強を進める参入企業がみられるほか、9月、10月に台風が上陸したことにより防災意識がさらに高まり、引き続き伸長が見込まれる。今後も市場は拡大していくとみられる。

●植物性ヨーグルト

2019年見込

2018年比

2024年予測

2018年比

27億円

103.8%

33億円

126.9%

豆乳など植物由来を主原料としたヨーグルトを対象とする。

植物性ヨーグルトは豆乳を乳酸菌で発酵しているため、大豆イソフラボンと乳酸菌を一度に摂取できることから健康志向の強い女性層から支持を集めている。2019年は終売商品がみられたものの、ポッカサッポロフード&ビバレッジが「ソイビオ豆乳ヨーグルト」の全国販売を開始し実績を伸ばすなど拡大が見込まれる。今後も市場は伸長していくとみられる。

●冷凍ケーキ

2019年見込

2018年比

2024年予測

2018年比

345億円

101.5%

370億円

108.8%

人手不足を背景に作業負担の軽減、保存性の高さや廃棄ロスの抑制といった点が支持され、外食業態を中心に需要が増加している。2018年は各社の注力により簡便性や品質が向上したことで、ホテルをはじめ各チャネルで採用が増加し、市場は拡大した。2019年は旬のフルーツや素材を使用した季節感のある商品や催事に合わせた商品に対するニーズが高まっており、各社は一年を通じて提案可能なラインアップを強化しているほか、利便性の高さなどから需要は引き続き増加しており、市場は拡大が見込まれる。今後も市場は微増で推移するとみられる。

●冷凍中華めん

2019年見込

2018年比

2024年予測

2018年比

417億円

102.7%

440億円

108.4%

中華めん(ラーメン、ちゃんぽん、焼きそば)を冷凍した商品を対象とする。

近年、市販用では有名店監修などの具材付き商品が好調で、業務用では人手不足などに対応した簡便性の高い商品が好調である。2019年も業務用の需要が増加している。また、市販用ではマルハニチロが新商品の投入や既存商品のブラッシュアップを行ったほか、キンレイの専門店品質を訴求した商品が好調なことから市場は拡大が見込まれる。今後も市場は微増で推移するとみられる。

●チルドラーメン

2019年見込

2018年比

2024年予測

2018年比

506億円

99.8%

502億円

99.0%

チルドで製造・流通される中華めんで、ラーメン、冷やし中華、つけめん、ちゃんぽんなどを対象とする。

市場は2015年に汁なし担々麺やジャージャーめんなどの汁なし商品が発売されたことで拡大したが、近年は微減が続いている。東洋水産の「マルちゃんの生ラーメン 3人前」などの主力商品は好調であるが、冷凍めんや中食との競合が激化しており、一部需要の流出がみられる。2019年は上位各社が簡便訴求や健康訴求の商品に注力しているものの、実績を落とす企業がみられるなど縮小が見込まれる。

◆カテゴリー別動向

 

2019年見込

2018年比

2024年予測

2018年比

チルドデザート

5,678億円

100.2%

5,772億円

101.9%

フローズンデザート

5,535億円

97.5%

5,804億円

102.2%

ドライデザート

782億円

100.8%

808億円

104.1%

米飯類

2,747億円

102.4%

2,872億円

107.0%

めん類

1兆1,526億円

101.1%

1兆1,835億円

103.8%

その他ステープル

1兆3,694億円

100.7%

1兆3,865億円

101.9%

チルドデザートでは2019年、プレーンヨーグルト、ハードヨーグルトが一部商品の好調により微増するものの、ソフトヨーグルトは縮小が続いている。手作り風デザートはボリューム感や品質にこだわった高単価商品、CVSにおけるチーズケーキの好調により伸長している。アジアンデザートはタピオカブームを背景に需要が増加しており、量販店などで専用コーナーが作られるなど商品配荷が進んでいる。

フローズンデザートではアイスクリーム類が需要期である7月の気温が低かったことから伸び悩み、2019年は縮小が見込まれる。一方、冷凍ケーキは簡便性の高さから外食業態を中心に採用が増加し、商品ラインアップが強化されていることもあり、伸長するとみられる。

ドライデザートでは季節限定品やエリア限定品といったバリエーションによって需要が増加している一口タイプゼリーが伸長していくとみられる。

米飯類では冷凍米飯類やおかゆ・雑炊・リゾットなど多くの品目が伸長している。特に無菌包装米飯・レトルトライスの伸びが高く、時短・簡便性から日常食として定着したほか、防災意識の高まりから続伸するとみられる。

めん類では2019年にカップめん、袋めんで価格改定が行われ一部で買い控えなどが起きたものの、7月の気温が低かったことや、9月、10月の台風上陸による備蓄需要により市場拡大が見込まれる。

その他ステープルでは食パン、テーブルパンの付加価値商品の好調により、2019年はパン全体で微増が見込まれる。チルドピザ・スナックは上位企業が価格訴求品の販売促進を強化しており、今後も伸長していくとみられる。

◆調査対象

チルドデザート

 

 

 

・チルドプリン

・手作り風和菓子

・ソフトヨーグルト

・フルーツソース

・チルドゼリー

・ヨーグルト

・ギリシャヨーグルト

 

・手作り風デザート

・プレーンヨーグルト

・植物性ヨーグルト

 

・シュー

・ハードヨーグルト

・アジアンデザート

 

フローズンデザート

 

 

 

・アイスクリーム類

・ノベルティ

・シェイク・ソフト

 

・高級アイスクリーム

アイスクリーム

クリームミックス

 

・マルチパック

・冷凍ケーキ

 

 

アイスクリーム

・冷凍プリン・ゼリー

 

 

ドライデザート

 

 

 

・一口タイプゼリー

・デザートベース

・デザートベース

・和風デザート

・ドライゼリー

(レトルト)

(粉末・他)

・しるこ・ぜんざい

米飯類

 

 

 

冷凍米飯類

・無菌包装米飯・

・おかゆ

・無洗米

(成型タイプ)

レトルトライス

・包装餅

 

・冷凍米飯類

・セット食品

・発芽玄米 

 

(バラタイプ)

・おかゆ・雑炊・リゾット

・雑穀

 

めん類

 

 

 

・カップめん

・チルドそば・うどん

・冷凍うどん

・輸入パスタ

・生タイプカップめん

・チルドラーメン

・冷凍中華めん

・ビーフン・米粉めん

・ノンフライカップめん・

・チルド焼きそば類

・冷凍パスタ

 

袋めん

・チルドパスタ

・乾めん

 

・袋めん

・冷凍そば

・国産パスタ

 

その他ステープル 

 

 

 

・パン

・チルドピザ・スナック

・お好み焼きミックス

・ホットケーキ・

・食パン

・チルドピザ

・プレミックス

パンケーキ

・菓子パン・惣菜パン

・シリアルフーズ

パウダー・加糖

・パン粉

・中華まんじゅう

・プレミックス 

・栄養バランス食

 

・冷凍ピザ 

パウダー・無糖

(ソリッドタイプ)

 


2020/02/17
上記の内容は弊社独自調査の結果に基づきます。 また、内容は予告なく変更される場合があります。 上記レポートのご購入および内容に関するご質問はお問い合わせフォームをご利用ください、 報道関係者の方は富士経済グループ本社 広報部(TEL 03-3241-3473)までご連絡をお願いいたします。