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    自動車リサイクル樹脂原料確保に資する回収スキームとCar to Car樹脂リサイクルの高度化調査

    自動車リサイクル樹脂原料確保に資する回収スキームとCar to Car樹脂リサイクルの高度化調査
    発刊日2024/09/20 162405733

    自動車リサイクル樹脂市場は拡大しているが、少子高齢化が進む日本ではELV発生台数が減少していることや、品質に厳しい自動車分野ではリサイクル可能な樹脂の調達元が限られること、高コストの問題によりELV由来回収樹脂が僅少であること等により、自動車分野におけるリサイクル樹脂原料の調達量不足が懸念されている。リサイクル樹脂原料の調達量の拡大には、他業種やペレット輸入を含め樹脂回収スキームを構築することや、Car to Carプラスチックリサイクルのスキームを確立することで他業種由来回収樹脂及びELV由来回収樹脂を増大させることが検討されている。そこで、業界構造、精緻解体による樹脂回収の動向、解体・回収技術の動向、問題点・課題を整理・分析し、その方向性を示すことを目的とする。

調査対象

①リサイクル樹脂原料調達動向編
 PP、PET、PA6/PA66、PU、ABS、PC、PMMA、PBT


②Car to Car 樹脂リサイクル編
 PP、PET、PA6/PA66、PU、ABS、PC、PMMA、PBT


③ELV解体業者事例編
 1. アール・ループ
 2. 荒谷商会
 3. エコアール
 4. 会宝産業
 5. 啓愛社
 6. 3R
 7. 青南商事
 8. 拓南商事
 9. 西日本オートリサイクル
 10. ハセ川自動車
 11. 飛田テック
 12. マーク・コーポレーション
 13. マテック
 14. ヤマコー
 15. リバー
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調査項目

①リサイクル樹脂原料調達動向編
 1. 自動車リサイクル樹脂の業界構造
 2. 新車用樹脂 リサイクル樹脂の種類別市場規模推移(2022年実績~2035予測)
 3. 自動車リサイクル樹脂原料の市場規模推移(2022年実績~2035年予測)
 4. 自動車リサイクル樹脂原料のPIR/PCR 別市場規模推移(2022年実績~2035年予測)
 5. 自動車リサイクル樹脂原料の回収元業種比率(2022年実績~2035年予測)と分析
 6. 輸入ペレットの調達動向と課題・問題点、及びその対策
 7. 他業種のリサイクル樹脂原料回収動向と課題・問題点、及びその対策
 8. 自動車リサイクル樹脂原料品位別回収動向
 9. 自動車リサイクル樹脂原料不足解消の施策
 10. 自動車リサイクル樹脂に関する日本・海外の法規制・政策
 11. ELV 指令案とインセンティブ制度の導入がもたらす影響
 12. トレーサビリティの動向
 13. 自動車生産台数とELV発生台数の推移と予測(2022年実績~2035年予測)


②Car to Car 樹脂リサイクル編
 1. 概要
 2. 業界構造とキープレイヤーの分析
 3. 現状の解体・選別、運搬方法と、その課題・問題点・対策
 4. コスト分析
 5. リサイクル樹脂の物性課題とその対策
 6. Car to Car 樹脂回収量の推移(2022年実績~2035年予測)
 7. ASR由来樹脂リサイクルの動向
 8. OEMの設計による対策、今後の方針
 9. 易解体材料のニーズ、市場動向
 10. OEMのリサイクル樹脂原料不足解消のための対策、方針
 11. 破砕業者の樹脂回収に関する考え、方針


③ELV解体業者事例編
 1. 企業概要
 2. Car to Car 樹脂回収の実績※、販売動向※
 3. 回収方法
 4. 課題・問題点
 5. 今後の事業方針
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目次

I. リサイクル樹脂原料調達動向編	1
 1. 自動車リサイクル樹脂の業界構造	2
  1)概要	2
  2)CRの概要	3
   (1)CR技術の種類	3
   (2)CR技術の概要	3
   (3)CR技術の特徴	4
   (4)CR技術保有会社一覧	4
   (5)自動車分野で採用検討されているCR技術の概要	5
  3)主要動静脈企業動向	6
   (1)OEMのサーキュラー・エコノミーおよびリサイクル材採用目標	6
   (2)コンパウンダー/リペレットメーカー	7
  4)協業・実証状況	10
   (1)主な協業状況	10
   (2)主な実証状況	10
 2. 新車用樹脂/リサイクル樹脂の種類別市場規模推移(2022年実績~2035年予測)	15
  1)新車用樹脂・全体および種類別	15
  2)自動車リサイクル樹脂・全体	16
  3)自動車リサイクル樹脂・種類別	17
  4)自動車リサイクル樹脂の価格動向	18
  5)適用部位・適用可能性	19
 3. 自動車リサイクル樹脂原料の市場規模推移(2022年実績~2035年予測)	20
  1)全体	20
  2)樹脂種類別	20
  3)MR/CR別	21
   (1)全体	21
   (2)リサイクルPP原料	21
   (3)リサイクルPET原料	21
   (4)リサイクルPA6/PA66原料	22
   (5)リサイクルPU原料	22
   (6)リサイクルABS原料	22
   (7)リサイクルPC原料	23
   (8)リサイクルPMMA原料	23
   (9)リサイクルPBT原料	23
 4. 自動車リサイクル樹脂原料のPIR/PCR 別市場規模推移(2022年実績~2035年予測)	24
  1)全体	24
  2)リサイクルPP原料	24
  3)リサイクルPET原料	25
  4)リサイクルPA6/PA66原料	25
  5)リサイクルPU原料	25
  6)リサイクルABS原料	26
  7)リサイクルPC原料	26
  8)リサイクルPMMA原料	26
  9)リサイクルPBT原料	27
 5. 自動車リサイクル樹脂原料の回収元業種比率(2022年実績~2035年予測)と分析	27
  1)回収元別数量及び比率	27
  2)樹脂別回収対象(PCR)	28
 6. 輸入ペレットの調達動向と課題・問題点、及びその対策	29
  1)輸入動向	29
   (1)リサイクルペレットの輸入量及び金額	29
   (2)樹脂種類別輸入動向	29
   (3)背景	29
   (4)現状の輸入動向と今後の予測	30
  2)価格動向	30
  3)課題・問題点とその対策	31
   (1)課題・問題点	31
   (2)対策	31
 7. 他業種のリサイクル樹脂原料回収動向と課題・問題点、及びその対策	31
  1)国内廃プラスチック類の排出状況	31
  2)企業別リサイクルPP・PE原料回収の取り組み	32
  3)課題・問題点とその対策	34
  4)回収ターゲット	35
  5)輸出動向	35
 8. 自動車リサイクル樹脂原料品位別回収動向	36
  1)定義	36
   (1)リサイクル樹脂原料の品位	36
   (2)ELV由来の品位別工程	37
   (3)CR原料の要求品位	38
  2)価格動向	38
   (1)MR原料	38
   (2)CR原料	38
  3)市場規模推移(2022年実績~2035年予測)	39
   (1)全体	39
   (2)リサイクルPP原料	39
   (3)リサイクルPET原料	39
   (4)リサイクルPA6/PA66原料	40
   (5)リサイクルPU原料	40
   (6)リサイクルABS原料	40
   (7)リサイクルPC原料	41
   (8)リサイクルPMMA原料	41
   (9)リサイクルPBT原料	41
 9. 自動車リサイクル樹脂原料不足解消の施策	42
  1)新車用樹脂におけるPCR由来比率、ELV由来比率(2022年実績~2035年予測)	42
  2)欧州ELV指令案の数値目標のケース	42
   (1)PCR由来	42
   (2)ELV由来	42
  3)全OEMの数値目標のケース	42
 10. 自動車リサイクル樹脂に関する日本・海外の法規制・政策	43
  1)世界	43
  2)日本	44
   (1)プラスチックリサイクルに関連する注目すべき戦略・ロードマップ	44
   (2)プラスチックリサイクルに関連する注目すべき法規制	46
   (3)自動車リサイクルに関連する法規制	47
  3)欧州	49
   (1)プラスチックリサイクルに関連する戦略/法律	49
   (2)自動車リサイクルに関連する法律	50
  4)米国	52
  5)中国	52
 11. ELV指令案とインセンティブ制度の導入がもたらす影響	54
  1)ELV指令案	54
  2)ELV指令案の導入予定	55
  3)資源回収インセンティブ制度	56
  4)資源回収インセンティブ制度実証事業(J-FAR事業、2024年~2025年)	57
  5)資源回収インセンティブ制度を想定した樹脂回収ルート	57
  6)資源回収インセンティブ実証事業のポイント	58
   (1)インセンティブ制度の詳細説明および中小の解体業者も参加できる環境形成	58
   (2)回収コストとインセンティブ	58
 12. トレーサビリティの動向	59
  1)トレーサビリティの概要	59
  2)日本におけるトレーサビリティに対する取り組み	59
  3)海外におけるトレーサビリティに対する取り組み	65
  4)課題と各プレイヤーの方針・考え方	67
 13. 自動車生産台数とELV発生台数の推移と予測(2022年実績~2035年予測)	68
  1)自動車生産台数	68
  2)ELV発生台数	68
 	
II. Car to Car樹脂リサイクル編	69
 1. 概要	70
  1)ELVの処理フローおよび回収樹脂の流れ	70
  2)Car to Car樹脂リサイクルの概要	71
   (1)概要	71
   (2)課題・問題点	71
 2. 業界構造とキープレイヤーの分析	72
  1)業界構造	72
  2)キープレイヤーの分析	73
   (1)キープレイヤー候補	73
   (2)分析	73
  3)日本自動車工業会の取り組み	75
 3. 現状の解体・選別、運搬方法と、その課題・問題点・対策	76
  1)概要	76
  2)解体・選別における課題・問題点	76
   (1)主要な課題・問題点	76
   (2)バンパー、内装部品における異物選別例	77
   (3)選別技術の概要	78
  3)運搬における課題・問題点	80
   (1)概要	80
   (2)主要な課題・問題点	80
  4)粉砕・洗浄・リペレット企業一覧	80
 4. コスト分析	81
  1)実証事業におけるコスト分析	81
  2)リサイクル樹脂原料の価格	82
  3)分析結果	82
 5. リサイクル樹脂の物性課題とその対策	83
  1)MRの課題・問題点および対策	83
  2)CRの課題・問題点および対策	85
 6. Car to Car樹脂回収量の推移(2022年実績~2035年予測)	86
  1)現状と今後の回収量	86
  2)精緻解体によるELV由来PP潜在需要の分析	86
  3)回収部品	87
   (1)回収部品一覧	87
   (2)PP	87
   (3)PET	88
   (4)PA6/PA66	88
   (5)その他	88
  4)適用部位	88
 7. ASR由来樹脂リサイクルの動向	89
  1)概要	89
  2)ASR由来リサイクル樹脂の市場規模推移と今後の市場予測(2022年実績~2035年予測)	89
  3)ASRの回収・選別システム開発例	90
   (1)トヨタグループのASR再資源化工程例	90
   (2)HARITAの回収システム	91
   (3)その他開発例	94
  4)回収率	94
  5)課題・問題点	94
  6)サーマルリサイクルの現状とマテリアルリサイクルへの転換動向	95
 8. OEMの設計による対策、今後の方針	96
  1)OEM/Tier1の設計による対策	96
   (1)OEM	96
   (2)Tier1	97
  2)易解体設計に対する解体業者からの改善要望	98
  3)解体業者の易解体に関する見解	98
  4)今後の方針	99
 9. 易解体材料のニーズ、市場動向	100
  1)概要、市場動向	100
  2)主要参入法人と取り組み状況	100
  3)課題・問題点	102
 10. OEMのリサイクル樹脂原料不足解消のための対策、方針	103
 11. 破砕業者の樹脂回収に関する考え、方針	104
  1)調査対象破砕業者一覧	104
  2)樹脂回収に関する考え、方針	104
 	
 III. ELV解体業者事例編	109
 1. アール・ループ	110
 2. 荒谷商会	111
 3. エコアール	112
 4. 会宝産業	114
 5. 啓愛社	115
 6. 3R	117
 7. 青南商事	119
 8. 拓南商事	120
 9. 西日本オートリサイクル	122
 10. ハセ川自動車	125
 11. 飛田テック	126
 12. マーク・コーポレーション	128
 13. マテック	130
 14. ヤマコー	132
 15. リバー	134
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レポートサマリー

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