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    EVキャビンにおける防音・断熱技術の複合化動向と将来展望

    EVキャビンにおける防音・断熱技術の複合化動向と将来展望
    発刊日2022/09/06 172204734

    EVは走行中にCO2を排出しないという利点があるものの、ガソリンエンジンをなくして動力源をバッテリーにしたことで、キャビンにおいて新たな問題が発生しています。ガソリンエンジン音にかき消されていた騒音、例えばロードノイズや風切り音、タイヤ騒音などが乗員に対して目立つようになる車内騒音の問題です。また、窓ガラスからの放熱、カーエアコンによるエネルギー消費による電費・航続距離の低下も問題になっており、キャビン断熱による熱マネジメントの効率化が求められています。通常、車内騒音に対しては吸遮音材といった防音材、キャビン断熱にはルーフ断熱材など別々に対策が取られていますが、現在は吸音と断熱機能を複合化した部材の開発などが行われています。防音機能と断熱機能を兼ね備えることで一つの部材で2種類のキャビン問題対策が可能になり、部品の薄型軽量化を実現できます。本レポートはEVのキャビンで採用・開発されている吸遮音技術と断熱・遮熱技術を複合化した内装材・内装部品の市場性、開発動向、価格動向、技術課題、ユーザーニーズなどを調査することでその将来性を明らかにします。

目次

総括編	1
1.防音・熱制御複合化技術の概要	2
 1)概要	2
 2)防音技術の概要	3
 (1)防音材の種類	3
 (2)車内騒音の種類	4
 3)熱制御技術の概要	5
 (1)熱制御部材の種類	5
 (2)車体における熱移動の概要	5
 (3)熱伝導率一覧	6
2.防音・熱制御複合化内装部品の全体市場	7
 1)販売数量ベース	7
 2)販売金額ベース	7
3.防音・熱制御複合化単素材の全体市場	8
 1)販売数量ベース	8
 2)販売金額ベース	8
4.防音・熱制御複合化技術採用の有望部品	8
 1)現状のEVキャビンにおける防音・熱制御採用動向一覧	8
 2)有望部品の分析	9
 (1)熱貫流と日射入熱の分析	9
 (2)防音・熱制御複合化製品の有望度分析	10
 (3)ロードマップ	11
 3)遮熱、断熱トリムの車体を用いた実験	12
 (1)遮熱ルーフトリム搭載EVの実験	12
 (2)断熱ルーフトリム、断熱ドアトリム搭載EVの実験	13
 (3)その他	13
 (4)まとめ	13
5.防音・熱制御複合化製品の最新開発動向	14
 1)部品メーカー	14
 2)成形加工/ダクトメーカー	15
 3)素材メーカー	16
 (1)発泡体メーカー	16
 (2)繊維材料メーカー	17
 4)その他メーカー	18
 5)防音・熱制御機能複合化単素材のまとめ	19
6.市場拡大する上での解決すべき課題	20
 1)課題まとめ	20
 2)ルーフトリム	20
 3)フロアカーペット	20
 4)ドアトリム	20
 5)ラゲッジトリム	21
 6)空調ダクト	21
 7)電装部品(モータ、インバータ、コンプレッサ)用防音材	22
7.ユーザーニーズの分析	23
 1)自動車メーカーの見解	23
 2)内装部品メーカーの見解	23
 3)自動車メーカー/内装部品メーカーのニーズ	24
8.EV市場動向	24
9.サプライチェーン	25
 1)ルーフトリム	25
 2)フロアカーペット	25
 3)ドアトリム	26

EV用部品市場編	27
 1.ルーフトリム	28
 2.フロアカーペット	37
 3.ドアトリム	42
 4.ラゲッジトリム	49
 5.ダッシュインナーサイレンサ	56
 6.空調ダクト	58
 7.電装部品(モータ、インバータ、コンプレッサ)用防音材	65
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