PRESSRELEASE プレスリリース
―2021年見込(2020年比)―
■抗ウイルス素材・加工剤の国内市場 178億円(17.9%増)
~新規参入、新製品投入、用途拡大が加速するとともに、認証取得も進む~
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫 03-3664-5811)は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、需要が急増している非医薬品系の抗ウイルス素材の国内市場を調査した。その結果を「抗ウイルス素材・加工剤市場の最新情勢」にまとめた。
この調査では、抗ウイルス効果を持続的に発揮する対物用の素材として、無機系金属化合物、可視光応答型光触媒、有機系化合物、抗ウイルス加工繊維と、それぞれの応用・関連製品の市場を調査・分析した。
◆調査結果の概要
■抗ウイルス素材・加工剤の国内市場
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2020年 |
2019年比 |
2021年見込 |
2020年比 |
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全 体 |
151億円 |
2.4倍 |
178億円 |
117.9% |
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無機系金属化合物 |
68億円 |
158.1% |
90億円 |
132.4% |
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有機系化合物 |
35億円 |
3.2倍 |
42億円 |
120.0% |
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可視光応答型光触媒 |
22億円 |
2.8倍 |
24億円 |
109.1% |
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※無機系金属化合物、有機系化合物、可視光応答型光触媒は全体の内数
抗ウイルス素材・加工剤を銅銀系などの無機系金属化合物、可視光応答型光触媒、有機系化合物(有機系の合成抗菌剤、界面活性剤、天然物系)、抗ウイルス加工繊維を対象とする。
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、抗ウイルス効果を持続的に発揮する抗ウイルス素材・加工剤の需要は急増している。特需を追い風に新規参入、新製品の投入、用途拡大の動きが加速しており、製品の抗ウイルス性能を保証するSIAA(抗菌製品技術協議会)、SEK(繊維評価技術協議会)、PIAJ(光触媒工業会)の抗ウイルス加工マークの登録数が急増するなど認証取得も進んでおり、2020年の市場は前年比2.4倍の151億円となった。2021年も引き続き市場は拡大し、178億円が見込まれる。
無機系金属化合物は、抗菌素材として需要を獲得してきたが、2020年以降、新型コロナ流行の影響により新たに抗ウイルス素材としての需要が大きく上乗せされている。有機系化合物は、2021年に繊維用途での需要は落ち着いたものの、フィルターやインテリアなど繊維以外で採用が増加している。可視光応答型光触媒は、光触媒工業会が製品評価の基準を示したことで、性能の客観的評価が可能となり、認証を取得した製品が増加するなど知名度が向上している。フィルターや壁、床など内装材用途での需要が好調で、今後も伸長が期待される。
■抗ウイルス素材の応用・関連製品の国内市場
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2020年 |
2019年比 |
2021年見込 |
2020年比 |
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4,160億円 |
192.0% |
5,145億円 |
123.7% |
抗ウイルス素材を二次加工した部材および最終製品の合算市場を捉えた。衛生用品、衣料品、内装材、家電、生活雑貨品など幅広い製品で特需となっている。市場は2020年に急拡大し、2021年は5,000億円を超えると見込まれる。
SIAAが認証する抗ウイルス加工マークは、2020年中頃以降に登録件数が急激に増加し、2020年末の247件から2021年8月時点で679件に達している。繊維製品が対象のSEK抗ウイルス加工マークと光触媒製品が対象のPIAJマークの認証取得がラッシュを迎えている。製品差別化策の一環として、認証取得に必須なインフルエンザウイルス、ネコカリシウイルスのほかに、参入メーカーによる新型コロナを対象とした抗ウイルス性試験の結果公表の動きが相次いでおり、今後も市場拡大が期待される。
◆調査対象
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抗ウイルス素材 |
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・無機系金属化合物 |
・有機系化合物 |
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・可視光応答型光触媒 |
・抗ウイルス加工繊維 |
