PRESSRELEASE プレスリリース

第24093号

睡眠サポート関連のセルフヘルスケア国内市場を調査
― 2030年市場予測(2023年比) ―
●睡眠サポート関連のセルフヘルスケア 2,162億円 (23.5%増)
睡眠の質向上を訴求した製品のニーズは幅広く、様々な分野からの参入が活発化

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 社長 菊地 弘幸 03-3241-3470)は、国民の4人ー5人に1人が睡眠について悩みを持つと言われ、健康面だけでなく労働生産性の観点からも対策が望まれる睡眠サポートを目的としたセルフヘルスケア(自分自身による健康ケア)国内市場を調査した。その結果を「2024 セルフヘルスケア市場の最新トレンドデータとポテンシャル分析」にまとめた。

この調査では、睡眠サポートを目的としたセルフヘルスケア市場として一般用医薬品・医薬部外品、健康・機能食品、生活用品、機器・その他用品、サービスの市場を分析した。なお、疲労回復、脂肪・コレステロール値改善など注目コンセプトの市場については今後発表する。

◆注目市場

●睡眠サポート関連のセルフヘルスケア

睡眠サポート関連のセルフヘルスケア

睡眠の質の向上を訴求した製品やサービスを対象とする。一時的な不眠の症状に効果のある催眠鎮静剤、睡眠のサポートを訴求したサプリメント・食品・ドリンク類のほか、温熱シート・パッドや鼻腔拡張グッズ、アイマスク、耳栓などの生活用品、マットレスや枕など寝具類、スマホアプリを用いた睡眠改善支援サービスを対象とする。

睡眠の役割や重要性が科学的に示されるようになり、今や国民の4人ー5人に1人が睡眠について何らかの悩みを持っていると言われ、睡眠サポートの対策ニーズは高まっている。「Yakult1000」(ヤクルト本社)の爆発的ヒットにみられるように、食品メーカーをはじめ様々な分野の企業が市場に続々と参入していることから注目度が高まっており、2024年の市場は前年比8.7%増の1,904億円が見込まれる。

特に健康・機能食品は、眠りに悩みを持つ人では医薬品で睡眠対策を行うことに抵抗感があるケースが多く、ドリンク類での対策が浸透していることから、引き続き大きく伸びると予想される。一方、新規参入が活発であることから競合激化は避けられず、参入各社は自社商品の摂取が習慣化しやすいように差別化を図る必要性に迫られている。

睡眠サポートへの対策ニーズの高さ、ターゲット人口の多さから、今後も様々な分野からの参入が活発化するとみられ、一般用医薬品・医薬部外品であれば効果の高さで、生活用品であれば手軽さでなど各カテゴリーの強みを生かした製品開発も期待される。また、サービスでは、睡眠改善支援サービスのほか、今後はスリープテック利用の広がりも期待される。異分野の技術を活用したコラボレーションなどの展開も予想され、市場はさらに拡大し、2030年には2,162億円が予測される。

◆調査対象

睡眠サポート関連のセルフヘルスケア:製品カテゴリー
・一般用医薬品・医薬部外品(催眠鎮静剤)
・健康・機能食品(ドリンク類、食品、サプリメント)
・生活用品(アイマスク、鼻腔拡張グッズ、耳栓、温熱シート・パッド)
・機器・その他用品(マットレス、枕)
・サービス(睡眠改善支援サービス)


2024/10/11
上記の内容は弊社独自調査の結果に基づきます。 また、内容は予告なく変更される場合があります。 上記レポートのご購入および内容に関するご質問はお問い合わせフォームをご利用ください、 報道関係者の方は富士経済グループ本社 広報部(TEL 03-3241-3473)までご連絡をお願いいたします。