PRESSRELEASE プレスリリース
データセンターBBU/CBU 2,263万台(3.4倍)
AIデータセンターの拡大に伴い、充放電制御を担う重要な電源機器として普及
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 代表取締役 菊地 弘幸 03-3241-3470)は、AI投資の活況に伴い、AIデータセンターの電力消費量増大や急激な負荷変動への対応が求められる中で、中央UPSでは対応できない負荷変動に対し充放電制御を行うBBU/CBUについて調査した。その結果を「データセンターBBU/CBUおよび蓄電デバイスの市場動向調査」にまとめた。
この調査では、データセンターBBU/CBUや、LiBを中心としたBBU/CBU向け蓄電デバイスの市場を捉え、将来を展望した。
◆調査結果の概要
■データセンターBBU/CBUの世界市場

BBU(バッテリーバックアップ電源ユニット)/CBU(キャパシタバックアップ電源ユニット)は、サーバー向けのバックアップ電源であり、短時間のバックアップ、ラックごとのピークカットを行う。AIサーバーでは大規模な計算とアイドル状態のくり返しによって極端な電力負荷変動が起こり、マイクロ秒ーミリ秒単位の応答に中央UPSが対応できないため、サーバーごとでの充放電制御が必要となる。そのため、AIデータセンターの投資拡大に伴い、BBU/CBUのニーズが高まっている。
2025年の市場はBBUが672万台となった。CBUは2024年ごろから採用され始め、市場は黎明期にある。BBUが市場をけん引するが、次世代GPUが使用されるAIサーバーの普及に伴い、寿命や充放電速度に強みがあるCBUの採用が増え、2028年以降本格的に拡大すると予想される。今後もAIデータセンター開発が進むことでBBU/CBUのニーズが高まり2031年の市場は2025年比3.4倍の2,263万台になると予測される。
蓄電デバイスは、高出力や省スペース性などが要求され、現状、BBUでは正極材に三元素を採用した三元系LiB(リチウムイオン電池)が主に活用されている。将来的にはサイクル寿命が長いLFP(リン酸鉄リチウム)系や負極材にLTO(チタン酸リチウム)を採用したLiBの活用が期待され、出力特性を高めるなど、BBU向けセルの開発が進められている。CBUはEDLC(電気二重層キャパシタ)やLiC(リチウムイオンキャパシタ)とLiBの併用が主流になると予想される。
◆調査対象
対象用途・データセンターBBU(バッテリーバックアップ電源ユニット)
・データセンターCBU(キャパシタバックアップ電源ユニット)
蓄電デバイス
・リチウムイオン電池(LiB)
・電気二重層キャパシタ(EDLC)
・リチウムイオンキャパシタ(LiC)
