REPORTS調査レポート
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アニオン交換膜(AEM)型水素製造・主要部材に関する調査
発刊日2025/03/18 112412912 2050年カーボンニュートラル化を見据え、再エネ水電解により製造されるグリーン水素需要は長期的には拡大するとみられています。現在、水電解技術にはPEM型・ALK型が商用活用されており、数kW規模からGWクラスの大規模な設備に至るまでプロジェクトが立ち上がっています。PEM型では原材料調達懸念、ALK型では再エネ負荷変動への応答性などといった課題があり、ユースケースに応じた導入や課題解決へ向けた研究開発が進められています。一方でそれらの課題を解決しうる次世代技術として注目を集めているのがアニオン交換膜(AEM)型水電解です。AEM型で水電解は、高価な貴金属を使用せずとも高い水素製造効率と負荷変動への応答性を持ち、比較的安価に水素を製造できるシステムとされていますが、AEM型を商用展開しているプレイヤーは極僅かであり、足元では市場形成に向けた要素研究が進行しています。特に注力されているのは、水素製造装置の心臓部である電解槽を構成する電解質膜/電極触媒です。本調査では国内外にて実施されているAEMに関する研究動向及びプレイヤー動向を整理/分析し、AEM型水素製造の長期的な市場展望を明らかにすることを目的に実施しました。
調査対象
Enapter、Power to Hydrogen、Evoloh、Cipher Neutron、Wenshi HydrogenEnergy Technology、Future Hydrogen Energy、Ionomr Innovations、Dioxide Materials、Fumatech、Feynman Dynamics、Cutting-Edge Nanomaterials、Enapter、Pajarito Powder、The Norwegian University of Science and Technology、KRISS、住友電気工業、三菱重工業、富士電機、トクヤマ、タカハタプレシジョン、パナソニックHD、日本化学産業、産業技術総合研究所、山梨大学、東京科学大学、東京農工大学、同志社大学などすべて表示
目次
I. AEM水素製造装置市場規模推移・予測 1 1.AEM市場の展望 2 2.AEM水素製造装置市場推移 (国内・海外) (2023~2025、2030、2035、2040) 3 1)フロー市場 3 2)ストック市場 4 3.AEM水素製造装置市場の動向 (国内・海外) 5 II. AEM水素製造装置・主要部材の概要 6 1.開発ロードマップ 7 2.AEM水素製造装置・主要部材の特性 9 1)AEM水素製造装置 9
2)AEM主要部材 10 3.水電解システム特性比較 11 4.水電解タイプ(PEM・ALK・SOEC)別技術成熟度・普及状況 (2024年) 12 5.AEM水素製造装置(主要企業の開発品) 13 1)Enapter 13 2)EVE Hydrogen Energy/恵州億緯氫能 14 3)Wenshi Hydrogen Energy/稳石氢能 15 6.AEM水素製造装置導入事例 16 III. AEM構成部材の開発動向 17 1.電極触媒 18 1)開発方向性 18 2)主要製品・開発品 19 2.電解質膜 21 1)開発方向性 21 2)主要製品・開発品 22 IV. AEM型水素製造装置の開発プロジェクト 24 1.日本 25 2.海外 29 V. 提携関係/資金調達動向 32 1.提携関係 32 2.資金調達動向 32 VI. 関連企業一覧 34 1.装置メーカー 35 2.部材メーカー 38すべて表示
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