REPORTS調査レポート

パン市場は価格改定以降、廉価品と一食当たりの価格志向に対応した惣菜パンや菓子パンが好調に推移してますが、食パンが苦戦を強いられていることや、単価上昇幅が大きい菓子パンも企業、商品によって好不調が表れています。特に、製パン企業にとって食パンの数量減は利益率の低下につながるため、健康志向品の投入やハーフパックの拡販によるテコ入れが図られています。スイーツ市場は価格改定によりCVSスイーツの個食タイプが低迷していますが、クリスマスを中心とする催事ケーキが好調であるほか、バレンタイン商品の単価が上昇しており、メリハリ需要が目立ちます。 本書籍では、国内パン市場・スイーツ市場の全貌を俯瞰し、アプリケーションの細分化を図ることでトレンドの変化、将来性を探索します。棚パン、流通スイーツでは有力メーカーの販売動向や販売チャネルの変化、スイーツショップでは専門店の分析を深耕することで、メリハリ消費に注目します。なお、スイーツショップでは新たにチョコレート専門店、焼き菓子専門店、タルト専門店を掲載します。総合洋菓子店と比較すると一店舗売上や市場規模は小さいとみられますが、トレンドに注目し今後の展望を予測します。 注目商品編では冷凍パン生地、冷凍パン、ロングライフパンを引き続き分析します。流通パン、ベーカリーショップ、流通スイーツ、スイーツショップ、外食を通したパン・スイーツ市場の把握と、開発や需要の変化を理解することで、当市場への営業戦略、販路の選定、自社ポジショニングの把握など多岐にわたりご活用ください。